こんにちは。守口市会議員団です。
[2013.5.6] -[新守口]
児童クラブは両親共働きののために授業が終わってから保育を受ける小学1年生から3年生までの施設です。
障害児にとって4年生になれば家庭に帰らなくてはいけません。障害児童を一人で家庭に置いておくことは不安であり、そのために4年生から6年生まで預かってほしいと以前から要望がありました。
国のガイドラインが概ね10歳までの児童となっているために3年生までとなっていましたが平成24年8月に成立した子ども子育て新3法では年齢制限が無くなり、すべての小学校の児童が対象になりました。それに伴って守口市でも4年生以上預かってほしいと保護者の皆さんは、昨年市長に要望が出され、教育委員会に陳情や党議員団にも相談に来られました。
守口市議会でも決算委員会の委員長報告でも取り上げられ「人員の確保、施設面の課題もあろうが、障害児童への配慮の観点から、入会児童室における4年生以上の障害児童の受け入れについて今後検討されたいこと」と希望意見が述べられています。
教育委員会でも話し合われましたが出された新年度予算では、試行的に夏休みだけ開設するというものでした。
教育委員会はこれでも一歩前進だと言いますが、保護者はどうしたらいいのか4月から仕事を止めなくてはいけないと途方に暮れています。保護者の要望としては健常児との接点がある児童クラブで生活させる方が子どもの成長があるので児童クラブの開設をと願っています。
最後の手段と障害福祉で日中一時支援や移動支援などが行なわれており相談に行かれていますが事業所が足りないために思い通りの時間が確保できていません。学校から施設までの移動支援を行なっているところが少ないからです。預かってもらう施設も一杯でどこでも入所できない状態です。
保護者の憤りは大変なもので、「教育委員会は開設しないと言えば済むがその受け皿はないことを知っているのか。」「障害福祉との横のつながりが全くない」と厳しい批判の声が上がっています。
保護者は3年まで入所していたのだから引き続き保育は可能ではないかと試行的な実施では大変疑問があると訴えています。