こんにちは。守口市会議員団です。
[2012.3.11] -[インフォメーション]
「もりぐち改革ビジョン(案)」が発表されてわずか2か月後に提案された平成24年度当初予算案は「ビジョン(案)」で示された収支推計から大きく乖離しています。 . 大きく変わっているのは歳入では財産収入です。「ビジョン(案)」では、土地の売却益を12億1000万円見込んでいます。その内訳は、南十番団地3億1,8626千円、保健センター隣接地、2億7千万円、し尿処理場、2億6,275万円、梶・金田公民館用地、3億6千万円としていました。 . しかし、土地の売却益はその半分にも満たない5億円余りしか予算計上されていません。それは、し尿処理場跡地と南十番団地跡地の売却益だけが予算化されていることによるものです。しかし、問題なのは、し尿処理場跡地の売却公募要綱では、1億9,633万円を最低落札価格とすること予定していることです。 . 「ビジョン(案)」でも、予算案でも2億6千万円を超える売却益であるとしながら、実際の売却価格の最低は1億9千600万円なのです。最低価格はあくまでも最低価格と言い張るのでしょうか。 . 売却益が2億6千万円となる保証はいったいどこにあるのでしょう。「もりぐち改革ビジョン(案)」は一事が万事この調子です。 . 遠くをはかるものは富み、近くをはかるものは貧す。それ遠きをはかる者は百年のために杉苗を植う。まして春まきて秋実る物をおいておや。故に富有なり。近くをはかる者は春植えて秋実る物をも尚遠しとして植えず、唯、眼前の利に迷うてまかずして取り、植えずして刈り取る事のみ眼につく。故に貧窮す。(二宮尊徳の言葉) . 土地を売った金をアテにして耐震改修だけに投資する。逆に言えば耐震改修工事のためだけに土地を売り、市民の公共施設を統廃合、集約、廃止を行うことが、守口市の素晴らしい将来を約束することになるのでしょうか?