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  • こんにちは。守口市会議員団です。

    ビジョンなき「もりぐち改革ビジョン(案)」

    [2012.1.21] -[インフォメーション]

     西端市長が急がせて市職員の臨時組織である「プロジェクトチーム」につくらせた「もりぐち改革ビジョン(案)」なるものが、守口市のホームページにアップされました。 .  西端市長はもともと「徹底した財政再建が必要だ。歳出削減チームを作って財政再建をやる」と言っていました。(市長選挙公開討論会) .  いつの間にか、歳出削減計画だけでなく、市役所庁舎や保育所建替えまで大盤振る舞いの公共事業を行う計画に変わっています。 .  「守口市は財政難ではなかったのか」と、素朴な疑問が出されています。「財政再建をしなければ、耐震改修もできないようなことを言っていたのに、公共施設の建設計画を胸を張ってホームページにアップさせる神経がわからない」と、ホームページを見た方から憤りの声をいただきました。 .  確かに、今後10年間で566億円の建設事業費が計画されています。耐震改修工事と建替え工事、それに市役所庁舎買取り計画です。10年間でそのために300億円の借金も計画されています。 .  しかし、ビジョンらしきものはそれだけです。子育て支援をどうするのか。高すぎる国保料をどうするのか。高齢者福祉をどうするのか。子どもの教育をどうするのか。一言も触れられていません。 .  保育料は値上げします。市民健診は有料にします。市民球場は廃止します。高齢者が憩える場所である「老人福祉センター」は廃止します。とりわけ、週3日間行っている浴場は今年度いっぱいで、4月1日からやめます。等々…中止するサービスや市民負担増は数えきれないほど書かれています。 .  その一方で、将来の守口市像は一言も書かれていません。 .  「改革ビジョン(案)」と銘打ちながら、ビジョンがありません。あるのは建設事業計画だけです。 .  「改革ビジョン(案)」が述べている「ムダをなくし」とは、市民サービスをなくすことで、「スリムで筋肉質な自治体」とは、建設事業だけを行う、デベロッパーみたいな自治体を指すというのでしょうか。 .  地方自治体の役割とは、住民の福祉の向上を目指すものであり、安全で安心な生活ができるように市民の税金を使って市民に還元することが基本です。  .  その意味では、もりぐち改革ビジョン(案)はとても合格とは言えません。