こんにちは。守口市会議員団です。
[2011.12.5] -[インフォメーション]
11月30日、福祉保健協議会が行われ、平成24年度から橋波保育園との契約更新をしないと守口市が通告し、橋波保育園(社会福祉法人花修会)側から和解したいと簡易裁判所に調停を申し立てが行われていますので、その件につき、各議員から意見が出されました。
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花修会が簡易裁判所に提出した調停申立書は、係争中であることを理由にして非公開となっています。
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なぜ守口市が土地の使用貸借の契約更新をしないと通告したのか
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もともと、平成14年度に民間移管された橋波保育園は、当初から多くの疑惑がありました。公立保育所を口をきわめて攻撃し民間移管を推進した、当時のすこやか幼児審議会委員にラ・ポルシステム代表の水原尚子氏という人物がいました。
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当時は判明していませんでしたが、民営化に応募してきた増田芳子氏は水原氏の実母だったのです。その増田氏が橋波保育園の事業者として選定された、選定委員会の個人別点数表は非公開とされていました。総合点数だけが公開されましたが、当時の喜多市長にも個人別点数表は見せられませんでした。
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そして、5年間は保存義務がありながら、5年もたたないうちに個人別点数表は守口市の保存文書から破棄されていたのです。
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また、選考するにあたって重視されていた園長の熱意、識見という項目で、増田芳子氏の事業者は良好な点数を獲得したとしていましたが、園長予定者が、実は奈良県香芝市の社会福祉施設の園長であり、最初から名義貸しで、花修会での園長に就任する気はなかったことも民営化後に判明したのです。
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橋波保育園を運営する社会福祉法人花修会は、選定のときからいわくがつきまとっていたのです。民営化後は、子どもの置き去り事件や、異常な保護者協力日として、5月の連休や、正月明けに子どもを休ませるように押しつけを行っていたことも判明しました。ソニー財団の教材の販売や不正受給で補助金の返還があり読売新聞に掲載されたこともありました。
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そして、当初は非常勤として橋波保育園に勤務したすこやか幼児審議会委員であった水原氏がいつの間にか社会福祉法人花修会の理事に就任し、 園長として現れたのです。さらには、橋波保育園園舎の建て替え時には、建て替え費用の一部として千数百万円という大金を花修会に寄付しました。
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当初から守口市の公立保育園民営化で、自らが保育園を経営するという計画を内に秘めながらすこやか幼児審議会に参入し、そしてそのことを実現したのです。これまでの巧妙なやり方が、基本的に成功したことに自信を深めた橋波保育園側は、今度は守口市をもないがしろにしだしました。
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それが、守口市に隠れて行った学習塾の経営でした。このことが議会で暴露・指摘されると、さすがの守口市も放置できなくなり、学習塾をやめるように再三にわたり橋波保育園側に申し入れを行いましたが、当時の政府要人とのつながりを後ろ盾に守口市の通告を無視してきました。
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そこで、平成23年3月に西口前市長が決断し、契約期限が切れる平成24年3月末をもって土地の使用貸借の更新を行わない旨、橋波保育園側に通告したのです。
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これまで全く無視してきた守口市の通告に対して、初めて橋波保育園側が動きました。簡易裁判所に守口市との和解の調停を求めたのです。
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西端市長の誕生と何らかの関係があるのでしょうか?そういえば、守口市の市長選挙で、橋波保育園の副園長は選挙公報にも西端氏を応援すると名前を載せていました。また、西端市長候補の個人演説会も、保育以外には使用しないとの守口市の契約を破ってまでも保育園を使用させています。それも、無償で!
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問われる守口市の態度
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橋波保育園がどのような和解案を用意しているかは今の時点ではわかりません。しかし、守口市がどのように考えているのかが問われています。
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このまま一定のペナルティで和解するのか、それとも守口市の保育行政の立て直しのために和解には応じないのか。市民の目は守口市の態度をじっと見つめています。