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  • こんにちは。守口市会議員団です。

    市長と議会の関係について①

    [2011.10.20] -[インフォメーション]

     匿名のメールをいただきました。日本共産党守口市委員会が発行している「新守口」が、西端市長の悪口を書いて、市長の足を引っ張っている。リコールをあおっているのではないか。もっと議員は市長に協力すべきだ。市長に協力しない議員は必要ない。議会が停滞して困るのは市民だ。と、言った内容です。 .  まず、これまで肯定的な意見も、批判的な意見も、匿名を希望する場合でもキチンと名乗ってのメールが圧倒的でした。しかし、16日付でいただいたメールはメルアドも匿名、名前ももちろんありませんでした。それでいて、「新守口」を家に入れるなとの要望もありました。 .  これではどのように対処すればよいのかわかりません。匿名希望であれば名前は公表しませんから安心して特定できるようにして要望をくだされば対処いたします。日本共産党守口市委員会として、まず、そのことを申し上げます。 .  さて、市長と議会の関係です。地方自治体は二元代表制をとっています。市長はたった一人を選ぶ選挙で市民の信託を受けます。簡単に言えば有効投票数の50%を超えると当選します。逆に言えば49.99%でも落選します。ですから民意の反映といわずに民意の集約といいます。50%を超えて当選した市民の代表は、自らを支持してくれた有権者の民意だけでなく、自分を支持しなかった民意についても配慮して行政運営を行うことが必要になります。 .  一方、市議会議員選挙は、一定の議員数を選出しますから、多様な市民の民意が反映されます。日本共産党のような政党という大規模店舗から、環境だけを訴えたり、教育だけを訴えたりする単一要求の、いわば個人商店のような、代表も一定の得票で選出されます。 .  ですから、市議会議員の選出は民意の反映といいます。できるでけ多様な民意を反映することが求められます。 .  市長と議会はこのように民意の集約と反映という間接民主主義制度の中で補完し合っています。しかし役割は大きく異なります。市長は執行権を行使し行政を執行します。議会はその市長が間違わないようにチェックするのが大きな任務の一つとなります。 .  市長と議会はお互いにけん制しあい、車の両輪として地方自治体の行政を進めていきます。 .  しかし、無条件に市長に議会が従属することは二元代表制の自殺行為です。逆に議会に市長が従属することも同様です。 .  そこで具体的に守口市の西端市政の問題点を明らかにしてみましょう。 .  西端市長は4年間市議会議員として議会に席がありましたが、その間一言も議員定数の削減や議員報酬の削減を口にしたことはありませんでした。議会の改革を言うのであれば議員の時に主張すべきだったのです。 .  ところが、市長になってから突然議員の数を減らす、報酬を引き下げると言い出しました。市長をチェックする議員を、多様な市民の民意を反映すべきときに民意の反映である議員の数を減らすというのは、本来市長が口にすべきことではありません。 .  また、市長の給料107万円は適正な金額であると言いながら、今まで黙って自分が受け取っていた議員の報酬は「既得権益だ」と言い出したのですから何をかいわんやです。 .  また、市長というのは行政全般にわたって責任を取らなければなりませんが、所信表明では具体的な行政の指針について全く触れられていませんから、議会から厳しく指摘をされたのが代表質問の中身なのです。 .  議会が、市長を安易にかばって、手をこまねいて西端市長のやり方を放置すれば、結局ツケは市民に回ってきます。市長という職責は、新人だからとか、若いからとか言う言い訳は通用しません。14万7千人の市民の暮らしに責任を持つ立場なのですから、即戦力でなければ市長になるべきではないのです。 .  だから日本共産党の真崎議員は代表質問で「手加減も手抜きもしない」と言ったのです。順送りとか、抽選で選ばれた代表とは違うのです。政治という世界に同情とか、憐れみは必要ありません。何よりも市民生活を左右する市政を前へと進めることを政治家は考えて行動しなければなりません。西端市長が新人だからとか、若いからとかの理由で手加減や手抜きをすれば却ってそれは西端市長を貶めることになります。