こんにちは。守口市会議員団です。
[2011.10.8] -[インフォメーション]
10月6日、7日の両日にわたり各会派の代表質問が行われ、連休明けの11日には議会活性化特別委員会で守口新政会から議員提案されている「議員定数削減条例」「議員報酬削減条例」が審議される予定でした。 . ところが、6日の代表質問は5時までに終わらず2時間延長してようやく4会派の代表質問が終了しました。再質問に西端市長が全く答えられず、役人が後ろの席で必死なってつくった答弁書を待ってようやく演壇に登るという前代未聞のことを行いましたから、1回答弁するのに5分も10分もかかるのです。 . 7日は、志政会、改革クラブ、日本共産党市議団と3会派の代表質問が予定されていました。志政会の作田議員は「市長自らの言葉で語るように」と、くぎを刺しておいてからただ1問だけ質問しました。これには西端市長も、役人の答弁書を待たずに、自分の言葉で自分の思いを語っていました。 . しかし、改革クラブの和仁議員の質問に入ると一転してまたしても役人の答弁書の棒読みに終始しました。 . 和仁議員の再質問の最初は、国民健康保険事業が都道府県単位になれば脆弱な財政基盤が強固になるととのことだが、なぜ脆弱な財政基盤が強固になるのかということでしたが、西端市長は「収納率が上がります」と答えたため和仁議員は「それはおかしいのではないか」と重ねて追及しました。すると市長は「収納率については誤りでした」と、これまでと違う答弁を始めました。 . 本会議での発言の取り消しは簡単にはできません。「誤りでした」「間違いでした」というだけではなく、議長に取消訂正の申し出を行い、場合によっては議会の議決で決定するということにもなります。これが議会のルールです。 . 西端市長は4年間市議会議員をやっていたのですからそのルールを知らないはずはありません。それでも平然と正式に議長にも議員にも挨拶もなく訂正しようとしたので議長も休憩をとり市長に対して発言の取消または訂正の申し出を行うように注意しました。 . しかし、西端市長は取消も、「訂正も、議長に申し出はしない」と、子どものようなことを言い出して駄々をこねています。 . 守口新政会という市長を応援している3人の議員の会派の幹事長も事態の収拾に乗り出しましたが一向に進展しません。 . 議会の会議は10時から5時までと決まっており、延告をしないまま時間切れになれば流会となってしまいます。事態の進展がないまま延告もできませんから、5時で閉会とすることになりましたが、その理由をはっきりさせておかなければ市民に説明責任が果たせませんから動議の中身でその理由を明らかにすることになりました。 . 議会運営委員会で動議の内容について「市長が答弁に手間取り時間がかかりすぎていることや、真摯な態度で答弁に臨まないことや、誤った答弁だと自らが認めているのに取消、訂正の申し出を行わないことなどにより、これ以上会議を続けられないとし、11日10時から会議を開くことを求める動議をだし、本日の会議はこれまでとするが話し合われました。 . 守口新政会という市長を応援している会派の竹内幹事長は、動議の内容にに反対だとの態度を表明しましたが、その理由が一方的に市長が悪いようになっているとのことでしたから、動議の内容は、事実を淡々と述べているだけであり、会議が中断している責任は市長が間違った答弁を行ったにもかかわらず、取消や訂正の申し出をしないということにあることは、はっきりしているではないかと、反論され、正当な理由はないけれど感情的に反対だと、かたくなに反対の立場を表明しましたが、議会人として正当な理由もなく反対ということになれば議事の妨害ととられかねないと指摘され、動議の内容に最終的に賛意を表明しました。 . 議会運営員会では動議について賛成しながら、本会議場に入り動議が提出され採決に入ると突然、守口新政会の江端将哲議員が反対との立場を表明、多数決により動議が採択され7日の会議は閉会し、11日午前10時から開催されることになりました。議会運営委員会で動議に賛意を表明した竹内太司朗議員は本会議場では反対の態度をとりました。 . 二律背反の態度は議員としての資質が、問われます。議員の仕事の主なものは決定するということです。賛成か反対かということを明らかにすることが何より重要です。それによって市民生活を左右するのですから慎重に検討し、決定すれば責任を負わなければなりません。態度を左右することは無責任であり、議員として最も卑しめられるべきものです。議会審議は、児童会でもクラス会でもありません。井戸端会議でもないのです。同じ事項を委員会では賛成、本会議では反対という態度をとった竹内議員は市民の信託を受けた公人として恥を知るべきです。 . それにしても市長も議会のルールを知らなければ、応援している与党会派の議員も議会のルールに無知という有様では、どうやって議会を運営していくのだろうかと心配です。 . 市長も議員も、新人だからとか、慣れていないからとかの言い訳はできません。なぜなら、政治家になろうと自らの意志で立候補し、当選させていただきたいと市民に呼びかけ、一定の支持を得て当選したのですから、当選した時から一人前でなければならないのです。当選してから勉強では、市民を欺くことになります。 . 議会傍聴に来ていた「一部のガラの悪い市民」が口汚いヤジで「若い市長をいじめるな」と言っていましたが、これほど市長を馬鹿にした話はありません。西端市長は4年間の議員生活をおくり、市政に携わってきたうえで、自ら進んで市長選挙に出馬し当選されたのです。15万人の守口市民のリーダーに自らの意志で就任されたのです。行政手腕と政治力とその能力には、当然自信があるのでしょう。小学校や中学校の児童会や生徒会の会長選挙ではないのです。自分に能力がなければ立候補すべきではないのです。議員からいじめられているという見方は、市長がそれほどひ弱で、能力がないと見られているということになります。 . 新しい、若い市長だからと手を抜けばかえって市長を馬鹿にしたことになります。地方政治の最前線で、政治闘争が行われている真っ只中に自ら飛び込んできた政治家に同情とかはかえって失礼になります。市長も議員も役人もそれぞれがそれぞれの立場で真剣に市民のための施策をどのように進めるのかということに取り組んでこそ市政の発展はあります。