こんにちは。守口市会議員団です。
[2010.11.26] -[新守口]
四月も下旬となりましたが、守口市議会は三月議会の延長・会期中であり、総務市民委員会が四月十六日までに、四回も開催されています。
その委員会の中では、二月二十三日に賛成十一票(公明党・志政会)、反対十票(日本共産党・もりぐち市民会議・改革クラブ等)のわずか一票差で副市長に就任した橋口高明氏が代表取締役を務めていた、守口市の指名業者である(株)エイメックストレイディングと守口市との契約について、重大な瑕疵(かし=きず)があるのではないかという疑惑について、審議されています。
日本共産党の真崎求委員は、平成二〇年度のペットボトル回収時に使用するポリ袋の入札問題を取り上げました。守口市の物品購入の入札・見積もり合わせに参加するためには過去二年間の営業実績が必要ですが、この会社には営業実績がないのに、なぜ見積もり合わせに参加させたのかと、当局を追及しました。これに対しては「実績確認を怠っていた」と、総務部長が非を認める答弁をしました。
また、もりぐち市民会議の澤井良一委員は、入札後の契約問題を取り上げました。見積もり依頼した業者には、全て納入期限は平成二〇年七月三十一日となっているが、この会社が落札した後、突然八月八日に変更になっているが、この契約は無効になるのではないかと、厳しく市長を追及しました。西口市長は「弁護士に問い合わせたところこの契約は有効である」と答弁し、委員会は紛糾しました。長い休憩の後、守口市の規範に従わず、違法な手続きを行った契約は無効であるが、すでに商品が納入され金銭を支払っているため、商取引としては有効であるといわざるを得ないと、市長答弁の全面的な変更が行われました。
さらに、真崎委員は、もともと入札・見積もり合わせに参加する資格がない業者との契約も無効ではないかとただしました。総務部長は「無効であるが、先ほどと同じように商取引は成立していると言わざるを得ない」と、答弁しました。
澤井委員は、西口市長が橋口氏を副市長に提案したとき行政経験豊かな人だと述べていたが、このように自らが代表を務めていた会社が無効な契約を行っている、市長としてこの結果をどのようにするつもりかと、市長の政治責任についてただしました。それでも、西口市長は業者にも瑕疵があったが、守口市の責任が重いと、副市長をかばいました。
真崎委員は、この会社の指名業者登録申請書の問題を取り上げ、平成十八年度から二十二年度までの申請書に、「更新」と記載されているが、それ以前に指名登録がされていたのかどうかを尋ねました。契約課は、その時が初めてであり、それ以前には申請書は提出されていないと答えました。真崎委員は「それでは虚偽の申請が出されたことになる」と、追及。西口市長は「虚偽記載であるといわざるを得ない」と、答弁しました。真崎委員は、「申請書に虚偽記載があれば、指名停止という重い処分を科すことになっている」と、重ねて追及しましたが、西口市長は答弁に窮し「しばらく答弁する時間がほしい」と、総務市民委員会は、四月十五日は休憩に入り、翌十六日に開催することが予定されていましたが、「答弁するに至っていない」と、十六日は開催されず、二十二日開催を決めただけでした。