こんにちは。守口市会議員団です。
[2010.11.22] -[新守口]
平成21年度の決算を審査する決算委員会で日本共産党の真崎求議員の質疑で、この間、守口市との契約に違反して寺子屋教室(社福法人は「放課後預かり事業」と称している)という「学習塾」を行っていることについて様々な問題点が浮き彫りになりました。
大阪府から定款に明記するように指導され
現在守口市と協議中と虚偽の回答
社会福祉法人が事業を行う場合は定款に明記することが必要です。しかし、橋波保育園を運営する社福法人花修会の定款には、社会福祉法に基づく第二種事業として「放課後預かり事業」について明記されていません。
平成22年4月27目及び平成22年5月13日実施された大阪府の監査でそのことを指摘された花修会は「第二種事業として定款に定めたい旨を理事会に諮り理事承認されておりますが、守口市との協議が未だついておらず定款整備に至っておりません。今後も守口市との協議を行い早急に定款整備を行います。」と回答しています。
しかし、まさき議員の質問に答えた守口市当局は、「放課後預かり事業」について花修会から協議の申し入れがあった事実がないことを認め、協議がまだついていないどころか、協議の事実もないことが明らかになりました。
花修会の大阪府への回答は全く事実に反するものであることが判明しました。
放課後預かり事業はNPО法人R&Hに
委託というが契約書もなし
平成21年度からは「放課後預かり事業」と称する寺子屋教室等はNPО法人R&Hに委託して行っているとしていますが、その契約書はありません。守口市もその書面を確認していませんし、大阪府からも書面で契約するように指導されています。委託先のNPО法人の代表は橋波保育園の副園長で園長の子息である水原慶明氏です。単なる法人内の任務分担にすぎないものであるとの疑いも生まれます。
また、まさき議員の調査で、NPО法人の監事に元守口市会議員の今西良一氏が就任していることも明らかになっています
波保育園が配布した
パワーアップクラス
入塾の案内の不思議
日本共産党の杉本悦子議員が今年3月議会で取り上げた「パワーアップクラス入塾・継続のご案内」という文書についても決算委員会で取り上げられました。
「案内」では「全国学力テスト…守口市は大阪府の中でも下位である現状の中、塾生は、小学校学年の上位の成績を占め、全国においても上位に位置しているという一定の成果を上げ」たとしていますが、学力テストの順位は公表されていません。
まさき議員が教育委員会事務局の出席を求め、教委側に学力テストの結果は一人一人の児童・生徒が学内での席次や全国的に何位かなどわかるのかと質問しましたが教育委員会はわかるはずがありません」と答弁しました。誇大広告であり、社福法人の品位が問われます。また、「塾」ではないと言いながら入塾の案内と自ら塾と認めていることに失笑があがっていました。