• HOME
  • インフォメーション
  • 議会報告
  • 政策と実績
  • 生活相談
  • 新守口
  • こんにちは。守口市会議員団です。

    鳩山政権は利用可能な政権、社会保障の全体のビジョンを展望させる運動を 社保協総会(「新守口」№1864、2009.12.13)

    [2010.11.22] -[新守口]

     十二月一日守口社会保障推進協議会の定期総会が守口文化センターで行われました。第一部は橋本会長のあいさつの後、活動報告・運動方針、決算・予算などが提案され採択されました。
     第二部は「鳩山政権下での日本と社会保障」と題して、神戸大学教授の二宮厚美先生による講演が行われました。
    民主党政権の問題点にふれ、もともと自民党がやった構造改革は民主党もやろうとしていたことであり、改憲型新自由主義路線の歴史をもち一方では国民の声や要求をひっつけたパッチワーク型の国民向けとの大きなネジレが内部矛盾として起きている。特に財源問題、分権化、規制緩和との間のネジレが大きい。
     しかし鳩山政権評価のポイントとしては今まで小泉政権以後はすべて打倒政権だったが母子加算の復活や後期高齢者医療制度の廃止、障害者自立支援法の廃止に背を向けることはできない。今度の政権は打倒対象ではなく、利用可能な政権が初めてできたことだ。民主党は今は憲法改正、小泉構造改革路線を掲げて勝てる状態にない。特に来年の参院選までは憲法二五条を使って私たちが迫っていけば要求が叶う情勢になっている。民主党政権に積極的に前に向かって進めさせ、後ろ向きになった時には横からバンソウコウを貼って正しい道に行かせることが求められていると運動を激励しました。財源では低所得者に負担になる消費税でなく高額所得から吸い上げて下にまわす垂直型の税負担方式が大切だと述べました。
     さらに保育所の子ども一人当たりの面積の縮小にもふれ、猿やオランウータンにはできなく人間になる時の決定に指差しがある、その先には言葉の獲得がある、それを保障するには空間でボール転がしやハイハイなどの遊びを通して獲得するものであり、床面積の削減は言葉の遅れる原因にもなる。詰め込み保育はいけないと力説しました。