こんにちは。守口市会議員団です。
[2010.11.18] -[新守口]
自公政権の時代に女性のがん検診の無料クーポン化が国の補正予算で決定され、守口市議会でも二一年九月議会で議決されました。
この事業はがん検診の受診率を五〇%にあげることを厚生労働省が基本としているものです。子宮がんについては二〇歳から四〇歳までの五歳刻み、乳がんは四〇歳から六〇歳までで五歳刻みの年齢の方に無料クーポンの配布が行われました。
守口市は昨年一一月から今年の四月まで六カ月間実施しました。その結果子宮がん検診のクーポン券は四九六二名に配布され受診者は九五八名、19・3%、乳がん検診のクーポン券配布は五二七七名、受診者一〇〇二名、18・9%です。
この議案が提案された昨年の九月議会ではこの事業にたいして、守口市のがん検診は有料であって頑張って有料で検診を受けられる方がいる中でちょうど五歳刻みにあたったので無料の方もいる、市民にこんな不公平をもちこんではいけないという議論がされました。国は一年限りの無料クーポン券制度と言っていましたが二二年度も継続されました。
二一年度有料で子宮がん検診を受けられた方は3540名、13・3%、乳がん検診を受けられた方はマンモグラフイが一五八二名、視触診が四九三五人合わせて10・5%が受けられています。有料、無料合わせても厚労省の目標の五十%には程遠い状況です。国が2年に一回の検診を義務付けているのも受診率が低い理由の一つです。検診から6カ月後に乳がんが発見されたという方もいます。そして今回無料で受診された方が継続して受診されるとは限りません。継続してもらえるような環境を作ることが求められます。