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  • こんにちは。守口市会議員団です。

    「緑・花協会の基本財産調査特別委員会」が市長への要望事項をまとめる 外国債券を速やかに本来の姿に戻し、日本円で一億円を確保せよ(「新守口」No.1847、2009.8.30)

    [2010.11.12] -[新守口]

    委員会は、市長に対し今後二度とこのような不祥事が起こることのないよう、「財団法人もりぐち緑・花協会」への管理・監督の強化徹底を図るとともに、次の事項について強く要望しましたのでお知らせします。

    要望事項

    1 基本財産の確保及び資産管理について
    ノルウェー地方金融公社債の元本(日本円で1億円を担保)を確保するとともに、速やかに基本財産を本来あるべき姿に戻し、貴重な市民の財産確保に努められたいこと。

    2 再発防止について
    (1)緑・花協会の管理運営についてであるが、当該協会の寄附行為を始めとする規則等の基本的な取り決めを守らずに行われていた。今後は、寄附行為を遵守することはもとより、その意図する内容を十分理解・把握した上で、当該協会の管理運営が行われるよう厳しく指導されたいこと。
    (2)文書事務の執行管理については、虚偽の開催通知や議事録が作成され、事後処理の起案書も散見されるなど、あってはならないことが行われていた。また、議事録についても会議録の用を呈していないほど簡略化されており、会議の内容を少しも推し量るものとなっていない。文書事務について、より正確で適切なものとなるよう指導されたいこと。
    (3)協会保有印の管理についてであるが、協会印等の使用にあたっては押印した日や内容把握が出来ないなど極めてずさんな取り扱いが見受けられた。今後、協会印等の管理執行にあたっては、必ず意思決定を取り、記録を残すなど疑義が生じることのないよう指導されたいこと。
    (4)会計処理については、簡単な計算間違い、安易な予算の流用、不要と思われる支出、市の予算と協会の予算を混同して経費を支出したりするなど、収入と支出をいいかげんに行ういわゆる丼勘定が全体に見受けられた。経費の支出については、適正かつ厳格に事務処理を行うよう指導されたいこと。
    (5)理事会及び評議員会の運営に当たっては、寄附行為を遵守しなければならないことは言うまでもないが、当該役員が本来の職務・職責を発揮し、理事会、評議員会が適切に運営されるよう、理事及び評議員を支える事務局の体制作りに鋭意努めるよう指導されたいこと。

    3 もりぐち緑・花協会職員(市職員が兼務)の綱紀粛正について 
    調査の過程において、協会の職員でもある市の職員が寄附行為等の法規範を逸脱した行為が多々行われていた。このことは市民の信頼を大きく損なう信用失墜行為であり、厳に戒めなければならないことは言うまでもない。速やかに綱紀粛正を図り、信用の回復に努められたいこと。

    むすび
     市長から「この8月末に、もりぐち緑・花協会から今後の対応策等について文書回答をもらうこととなっており、その回答書の内容如何によっては、市として法的措置をも含めた方針を9月議会までに明らかにしたい。」との発言があった。
     本委員会としても、最終的には当該協会自らが過ちを正し、基本財産を確保し、適切な運営を行うこと。すなわち自浄作用を働かしてもらうことを期待したいとの結論に達し、市長の発言を了とするとともに市議会から市長に要望書を提出することを確認し、ここに委員会の調査を終えるものとした。