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  • こんにちは。守口市会議員団です。

    もりぐち緑・花協会ノルウェー債問題 10問10答【前編】(「新守口」No.1839、2009.7.12)

    [2010.11.12] -[新守口]

     6月議会で「財団法人もりぐち緑・花協会の基本財産調査特別委員会」が設置されました。何が問題なのか、同特別委員会副委員長のまさき求日本共産党守口市会議員団長に聞きました。

    Q1 緑・花協会の基本財産問題とは何でしょう


    A1
    財団法人もりぐち緑・花協会は守口市が出資した2億5千万円を基本財産とし、その金利を協会が行う事業の原資にしています。したがって、基本財産の管理運用は、①常識的な運用益が図られること②元本保証など安全確実な運用を行うことという原則があります。ところが、昨年2月に協会は最高意思決定機関である理事会も開かず、理事長と事務局長の独断でリスクの高い外国債を1億円購入していたのです。日本共産党議員団に匿名の情報提供があり明るみに出ました。市当局は、別途にその事実を把握し調査を開始していたようです。
     守口市議会は委員6名による、調査のための特別委員会を設立し事実経過の調査と、今後の再発防止のために現在審議を進めています。


    Q2 そもそも緑・花協会とはどういう団体ですか


    A2
    平成7年に設立された市の外郭団体です。それまでは守口市が緑・花基金の運用益で守口市の緑・花のための行事を市民ぐるみで進めてきましたが、より市民が参加しやすく、市民が進める緑・花事業の支援体制を強化することを目的として財団法人を設立したものです。


    Q3 緑・花協会の会計はどのようになっていますか


    A3
    収入としてはまず、基本財産の運用益(利息収入)があります。次に、事業収入として守口市から「花図かん」の管理委託料、花壇植栽業務委託料、そのほか寄付や桜まつりの模擬店売上金などです。
     支出としては、緑・花啓発事業、「花図かん」管理運営、緑・花団体活動助成などの経費があります。

    Q4 ノルウェー地方金融公社債とは


    A4
    ノルウェー地方金融公社は、ノルウェー国会法により設立された政府系貸付機関です。
     緑・花協会が購入した商品は償還期間までが30年で、利率は最初の年の6%だけが確約されており、後の29年間はオーストラリアドルの為替レートの変動によって左右されます。さらに、基準日(年二回)に0・6%をこえる為替レートになれば早期償還される仕組みになっており、途中での解約では購入額を大きく下回ることが予測され、リスクだけが高くて運用益は極めて低いものです。