こんにちは。守口市会議員団です。
[2010.11.12] -[新守口]
12月11日に開催された建設文教常任委員会は、①大日南公園の開設に伴う都市公園条例一部改正、②小中学校・幼稚園へ地デジTV、電子黒板、パソコンを納入する業者との契約、③一般会計補正予算、④学童保育(児童クラブ)に関する市民からの請願、の4議案の審査を行いました。日本共産党岩下信幸議員が出席して、質疑を行いました。
地デジTV二六五台、パソコン九九三台購入
地デジTVは小学1~4年生の普通教室や特別教室、中学校の特別教室と幼稚園に合計二六五台が納品されます。同様に電子黒板は小学5、6年生と中学1年生の全教室等に合計一四一台が、パソコンは小学校五五四台、中学校四三九台の合計九九三台を購入しようとするものです。購入予算自体は9月議会に提出された補正予算に含まれており、財源が全額国庫補助金でもあることから、全会一致で可決された経緯があります。岩下議員は教育委員会事務局が作成した仕様書に基づく地デジTVは何社何機種あるのかと質問。「一社二機種」との答弁を受け、岩下議員は一社二機種に限定してしまうことで一般競争入札の公平性が保てるのか、最先端の技術を投入した製品であれば、たとえば来年には他社も参入し、もっと安価に購入できる可能性もあるのではないかと主張。一方で小中学校は外装もぼろぼろで、障害児や障害を持つ保護者向けのエレベータを備えた学校すらないもとで、国費とは言え多額の税を投入して機器を取りそろえることに苦言を呈しましたが、三件の契約案件にはあえて反対はしませんでした。
小学校全普通教室に空気清浄機
新型インフルエンザの爆発的流行を受け、国の安心子ども基金を原資とした補助金を使い、市町村が除菌機能付き空気清浄機を購入することもできるようになりました。教育関係では、公立幼稚園と小学校児童クラブ室にはこの補助金で購入されますが、市の一般財源三四五〇万円を投入し、小学校普通教室や保健室にも導入が予定されています。岩下議員は空気清浄機の大きさや機能を確認した上で、今年度これだけの一般財源を投入することが早期健全化団体に陥る引き金になることはないかと質問。藤川博史教育長が財政課ともすり合わせしたので大丈夫と思うと答えたので、補正予算は全会一致で可決されました。
すし詰め児童クラブの解消など求める
市民ら一〇二八七名(捺印付きのものに限定)から提出された「誰もが安心して子どもを生み・育て・働くために保育・学童保育・子育て支援の拡充を求める請願(その2)では、児童クラブ(入会・有料の方)の開設時間の延長や四〇人以上のクラブに対するクラス増設、対象を四年生以上に広げることなどが要望されました。岩下議員は四〇人以上で分割されていない児童クラブの現状について質問。教委事務局は今年度から藤田小は二クラスとなり、錦小は現在プレハブを建設中で来年度から二クラスになること、大久保小は児童数の推移を見てと答弁し、ぜひ一日も早く必要なクラス分割が行われることを要望しました。あわせて、保護者の勤務時間を毎年調査し、勤務実態に見合った開設時間とするよう主張しました。他の委員は「(要求の)必要性は理解できるが現在の市の財政状況では困難」などと岩下議員以外の全員が請願の採択に反対しました。