こんにちは。守口市会議員団です。
[2009.2.24] -[新守口]
9日に開催された建設文教委員会には、岩下信幸議員が出席し、議案の審議を行いました。
世木公園内にある釣り池の利用料が市民・一日1000円を1700円等に引き上げる条例案では、引き上げによる収入増が年間500万円であり、これを用いてデッキ部分やポンプの修繕を行うとの考えが明らかとなったため、岩下議員は「市民・利用者への負担増につながるが、命や安全に係わる事業でもないのであえて反対しない」としました。
現在の児童クラブのうち、旧留守家庭児童会の役割を引き継いだ<入会>部分が、来年4月から月額5400円、土曜日は別途1500円と有料化されます。岩下議員は質疑の中で、今回の有料化は児童クラブ<入会>の事業を安定的に運営するためだという教育委員会の答弁もあったので、「(料金の)計算方法に納得できない部分はあるが、やむを得ず了としたい」と賛成しました(後述の談話参照)。
他に一般会計補正予算案に下島小屋内運動場、梶中学校校舎、第一中学校体育館、庭窪中学校体育館の耐震工事を21年度に予定していたものを国の補助金枠が拡大したため、今年度に前倒し実施する内容が含まれています。岩下議員は、4校繰り上がった分、当然22年度に予定していた学校については、21年度に耐震工事を前倒しするということを教育委員会に確認した上、賛成しました。
守口の学童保育事業は1966年の青少年センターでの実施を皮切りに、翌67年には小学校の空き教室を使って本格化し、88年には留守家庭児童会条例に基づく事業となりました。以降、2000年からの保護者負担の倍増、06年から今年度まで旧わいわい事業との一本化と保育料の無料化などの変遷を遂げてきました。この間、全小学校での実施、エアコンの整備など、児童の生活の場としての環境整備も行われ、来年度からは平日、三期休暇中の開設時間の延長も予定されています。一方、学童保育関係者らによる全国的な運動もあり、厚労省も放課後児童プランの発表と補助金の拡充、学童保育ガイドラインの制定など、長い目で見れば学童保育をめぐる状況は大きく改善・前進してきました。いま、求められるのはこの事業を維持しながら、さらなる時間延長や、4~6年生の障害児の預かり、負担金軽減措置の拡充、施設・カリキュラムの充実などをすすめていくことです。これら、保護者の皆さんから事前にお聞きした内容については、当日の議会の審議でも積極的に提案、意見を述べ、充実を求めてまいりましたが、残念ながら現時点では教育委員会の意のある答弁や議会全体の合意とはならず、歯がゆい思いをしました。今後とも、子育て環境、なかんずく学童保育事業の充実をめざして奮闘していく決意です。