こんにちは。守口市会議員団です。
[2009.2.24] -[新守口]
守口市議会十二月定例会の福祉保健委員会が、十二月八日行われ、杉本議員が出席しました。条例改正とわかたけ園指定管理者の指定、補正予算が主な内容です。
補正予算は二本審議され、大阪府の維新案に基づき削減されたものを、市の予算から減額するものです。老人福祉費の中で、高齢者住宅改造助成九百六十五万四千円が減額がされており、杉本議員は、市民にどんな影響があるのかと質問。介護保険への移行で、本人に一割の負担を求めるようになること、浴槽の取り換えなどで、すのこを敷くなどしてサービスの内容を精査することで対応し、件数を減らすことは考えていないと答弁しました。
一般会計補正予算案五号では、先決処分された職員の一時金のカット分の補正と合わせて、保育所では障害児加配の増の補正も含まれています。保育士の募集に、平成二十一年度分には、男性応募があり、採用されれば施設の改善も考えられています。杉本議員は、男性保育士は守口市では一人も採用されておらず、子どもにとってもいい影響があるので、ぜひ積極的に採用をと、要望し補正予算には賛成しました。
守口市立わかたけ園の指定管理者に社会福祉協議会を指定する議案の審議では、応募が一法人だったため、募集要項について問いました。今回、応募資格を社会福祉法人に限定したのはなぜかと質問すると、担当者は平成十八年からNPО法人又は営利法人等でもよくなったが、二年しか経過していないので不安だと答弁。杉本議員は、選考するのはノウハウと姿勢の問題で、入口で閉めなくてもよいではないかと反論、一社では比較しようがないと苦言を呈し、賛成しました。
国民健康保険条例の一部を改正する条例案では、産科医療保障制度により、分娩出産一時金を三十五万円から三十八万円に引き上げる議案です。守口市では、国の平均からすれば四年に一人の割合で保障をすることになります。杉本議員は、守口市の出生人数は、一年間で一一六八人(十九年度)で、すべて三万円支払えば三千五百万円、三〇〇〇万円の保障は、一年分の保険料で賄え、残り三年分は保険会社の貯金となると指摘。保障の対象は、脳性小児麻痺で出生体重が二千グラム以下、在胎週数三十三週以上、身障者1.2級の重症となっており、かなり厳しいこと、制度は五年ごとに見直しが行われると答弁しました。さらに、この保障制度は、リスクが伴うことで産科医になり手がないことでつくられた制度であるが、問題が多く、保険料に転嫁せずに国負担で、対象を脳性小児麻痺だけに限らず他の障害・症状にも適応するように、五年の見直しといわず早い時期での見直しを求める、この制度の管理・運営が民間会社にゆだねられているのは問題であることを国に要望してよいものにすべきであるがどう思うかと問うと、脳性小児麻痺のこどもが増えれば赤字にもなり、その時に、国は税金をつぎ込まなくてすむために民間にしている、改善は、国の指示をまっていると答弁。国保課は国への要望をするよりも国の指示待ちの姿勢をあらわにしましたが重ねて要望をし賛成しました。
「誰もが安心して子どもを産み・育て・働くために保育・学童保育・子育て支援の拡充を求める請願」では、請願者の趣旨説明後、質疑が行われました。乳幼児医療費助成では、杉本議員の質問で、四十二市町村中、二十六ヵ所が就学前まで行っていること、財政難の中、昨年より年齢枠を引き上げたところは二十二自治体あることが、明らかとなりました。また、保育所の耐震診断では国の指導助言の対象となるのは四ヵ所あり、市の対応がまだまだ不十分であり、杉本議員は、請願内容はどれも必要であり、採択すべきと賛成しました。