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  • こんにちは。守口市会議員団です。

    IR・万博のための工事で、夢洲の野鳥が生命の危機に これで「EXPO for SDGs」を掲げる大阪万博と言えるのか

    [2022.8.22] -[インフォメーション新守口]

     夢洲の埋め立てが始まったのは1977年です。大阪湾に生息していた鳥たちが居場所を求めて、飛来するようになりました。夢洲は、南港野鳥園(同市住之江区)と共に「大阪府レッドリスト2014」で日本固有種を含め希少な野生動植物が生息・生育し、生物多様性の保全に特に重要な場所として「生物多様性ホットスポット」に選定されています。環境省が絶滅危惧種に指定しているカモメ科の渡り鳥・コアジサシが飛来・営巣するほか、今年度は府のレッドリストで「絶滅」と判定されている水草・カワツルモの生息が確認されています。
     今、2025年開催予定の大阪万博に向け、アクセス交通の整備が進められ、メインのアクセス交通として建設中なのが、大阪メトロ中央線のコスモスクエア駅と夢洲駅(仮称)を結ぶ地下鉄新線です。工事によって鳥たちが生息する湿地はどんどん減少し、生命の危機に追い込まれています。
     維新の会の松井大阪市長は「夢洲はそもそも、大阪の未来都市として埋め立てをスタートした。野鳥のために埋め立て地を作ったわけではない。縄張りみたいなものもあるらしいから“出て行ってほしい”とは言わない。大きなお金を投入して開発してきたから、野鳥の皆さんの理解をいただきたい」。生命の危機に瀕している野鳥たちに何を理解しろというのでしょう。
    ※SDGsとは世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を、世界のみんなで2030年までに解決していこう」という計画・目標のこと