こんにちは。守口市会議員団です。
[2022.6.7] -[新守口]
大阪のコロナウイルス感染による死者の数は全国で最多です。人口100万人当たりの死者数(グラフ①)も、実際の人数(グラフ②)でも、群を抜いています。
吉村知事は頻繁にテレビに出演してコロナ対策をやっているかのようにふるまっていますが、感染者数と重症者数を述べていることが大部分です。ごく稀に大阪府の対策について説明していますが、ほとんどその施策が功を奏したことはありません。
その最たるものがコロナに効くワクチンです。2年前の2020年、フジテレビの「グッデイ」に出演した吉村知事は「大阪府・市、大学、病院が参加したオール大阪でワクチンを開発する」「大阪ワクチン実現出来ます」「年内に10万、20万単位で打っていきたい」と述べていましたが、2年たった今ワクチンについては口をつぐんだままです。
また、鳴り物入りでインデックス大阪に84億円もの税金を投じてつくられた「野戦病院」(吉村知事)こと1000床の大規模医療・療養センターの利用は多い時でも、僅かに7%未満(表①)で、5月末で終了する事が決定しています。
大阪の死者が多いことに関して吉村知事は「お亡くなりになった方の年齢層を見ても、80代以上の方が70%、70代以上を含めると90%。高いリスク層のところに感染が広がっている」と、高齢者が多いことに原因があるかのような発言をしています。実態は東京都の高齢者は大阪の1.3倍(グラフ③)ですが、死者は大阪が東京より593人も多いのです。
感染者が医療機関に入院できているのは僅かに3%未満です。圧倒的に多いのが自宅療養、入院等調整中という名の自宅待機です。
コロナ感染が拡大の一途をたどった20年度、大阪府内の病院では、一般病床がなんと「123床」も削減されています。10万人当たり保健師の人数も神奈川県に次いでワースト2です。
維新の会の公務員削減は「ぜい肉を落とす」と言いながら、実は筋肉を削り落としていたのです。