こんにちは。守口市会議員団です。
[2022.6.7] -[インフォメーション・新守口・議会報告]
国保加入者が納めた保険料が溜まりに溜まって21億7千万円
杉本議員、保険料軽減にと追及~市長 基金活用での軽減は考えていない
守口市議会2月定例会で日本共産党の杉本えつ子議員が令和4年度市長の市政運営方針及び予算案に質問を行いました。国民健康保険についての質問と答弁をお知らせします。
国民健康保険についてお伺いします。
国保会計の今年度末の財政調整基金は21億7千万円にのぼることが判明しています。この基金の原資は、被保険者が払った保険料です。医療給付に係る国や府の補助金・負担金は、多く交付されていれば清算され返還されます。ところが、被保険者が支払った保険料は精算されずに翌年度へ繰り越すかあるいは基金に積立てられます。
本来、国保会計は不足もせず余りもしないというのが建前です。被保険者が納めた保険料が余って貯金に回すというのはあってはならないことなのです。
しかもその金額が21億7千万円という膨大な額に膨れ上がってしまっています。
例えば令和4年度国保の財政運営に責任を持つ大阪府への納付金は、約44億円です。そのうち保険料で納付されるのが35億5千万円ですから、基金の21億5千万円がいかに膨大な金額であるかがわかります。
被保険者の人数が2万9千3百人と推計されますから、基金全額を保険料軽減に回せば、一人当たり7万5千円が減額されます。
ただでさえ、高くて払えない、保険料が生活を圧迫すると言われているほどですから、この際、思い切って基金を取り崩し、保険料を引き下げてはどうですか。市長のお考えを聞かせてください。
答弁
本市は、平成30年度から大阪府の統一基準に移行しております。統一基準におきましては、保険料の引き下げを目的とした国民健康保険財政調整基金の取崩しは認められていないことから、基金を活用した保険料の引き下げは、本市として考えておりませんが、令和4年度は、国民健康保険財政調整基金を活用し、まずは病気にかからないための疾病予防事業の充実を図つてまいります。