こんにちは。守口市会議員団です。
[2022.6.7] -[インフォメーション・新守口・議会報告]
一部地域優遇の集会所の建設に総額6千万円超の予算・土居公園開設時に商店街活性化を約束しながら予算無し等問題点を厳しく指摘
令和4年度一般会計予算案の市民環境委員会での杉本議員の主な審査を紹介します。
市民体育館は駅前の好立地にある
にぎわい交流施設整備基本計画の策定等支援業務が委託され、体育館、文化センターの建て替え移転が検討されています。その施設に対する現在の評価調査の結果を質しました。
文化センターはホールの使用率46.63%、アンケート結果、施設へのアクセス満足・やや満足は95%で、指定管理者は老朽化している中満足という評価をしています。
体育館は市による総合評価において、市の中心部という好立地を活かし、イベント等を通じての地域住民や周辺企業との新たな協働により、市の推進する町の賑わいを創出する一翼となり振興に努められたいとの
報告がされ、文化センターも市民体育館も京阪守口市駅前という今の立地状況が評価されていることを確認しました。
一部地域優遇の町会集会所の建設
総務管理費の諸費に、集会所の新築に関する予算がありますが、大久保2町会の集会所は建築費1千5百万円弱のうち400万円の補助金ですが、南寺方集会所は新築工事費として4千8百15万円が計上されています。杉本議員がこの集会所は建設後どうするのかと質すと、町会に移管するというので、それは無償譲渡ということかと確認すると認めました。町会の集会所はどこも会費や寄付で工面しています。市の施設を集会所にしている町会が他に5つありますが、今のところ無償譲渡の計画はないと答えました。行政は公平公正ですべきと指摘しました。
土居公園再整備の目標・土居商店街の活性化策は
商工振興費では、昨年12月土居公園の再整備が完成しましたが、平成31年度に都市再整備計画の目標及び計画期間として国に計画を挙げて、平成3年度まで交付金が設定されています。その時の課題は長引く地域経済の低迷による土居駅周辺商店街の衰退を活性化させる施策で、賑わいの創出が必要とし目標も示しました。
商店街空き店舗率は令和3年度までに40%を35%に、商店街沿い公園を活用したイベント数3回を目標として申請されています。その資料を基に杉本議員は、空き店舗率は今どうなっているのかと質問しました。それに対して、昨年商店街の案内看板を1か所設置したとの答弁。そんなことは目標に書いてないと断罪すると、答えられずに休憩になりました。空き店舗については現状を調査していない事が発覚、イベントも的確に答えられず、全く国に出した資料はいいかげんなものでした。イベントは今後指定管理者と打合せしますと答弁 、杉本議員が質問して初めて土居商店街の活性化が議論になりました。
猫の否認助成予算は十分か?
環境衛生費では、猫の避妊助成について聞きました 平成29年に市民の要望により初めて予算化されたときは、99万5千円でした。令和4年度は100万円、予算が無くなったら年度内は打ち切りです。杉本議員は何月ごろに打ち切りになるかと聞くと、9月ごろには予算が尽きるので昨年から、全国的に動物基金で運営している公益法人のチケットを紹介していて35件の避妊手術につなげたと答弁。このチケットは指定病院があるので、市民に選んでもらうよう両立していくと答弁しました。
新設される防災センターの役割は?
災害対策費では、錦コミュニティセンターを移転して跡地に南部地域防災センターを建設する計画について質問しました。どんな施設かについては、大阪府などから届いた備蓄品を八尾空港から大枝公園に下し南部と東部に分けて配る 東部はよつば体育館の中です。
周りの道路は狭いし錦の前の府道は歩道もないし使えるのかと聞くと、災害時には大阪府が緊急交通路を作るから大丈夫だと答弁していました。 他市では防災センターで体験コーナーを作ったりしているがというと市民の防災の学習の役割もしていきたい。備えにつなげたいと答弁しました。
図書館に防犯カメラ?利用者監視になってないか
図書館には防犯カメラが24台付けられています。規定の第一条に「常態監視及び侵入者けん制のため」となっているが、外部に映像を提供したことはあったか、来館者分析に利用したことはあったかなどの質問に、一回もしてないとの答弁でした
日本共産党は、一般会計予算案について、商工振興費が不十分である、ごみ収集の民間委託反対、個人情報を扱う窓口の民間委託は許せないなどを理由に反対しました。