こんにちは。守口市会議員団です。
不妊治療の保険適用・国保子どもの保険料減額・保育士等の処遇改善
1月24日に開催された全国都道府県財政課長会議で示された地方財政計画にある令和3年度補正予算及び令和4年度予算にある主要施策について説明されました。その主な施策を紹介します。
不妊治療の保険適用
※令和4年度所要額(公費)本体120億円・薬価54億円
①保険適用について
○子どもを持ちたいという方々の気持ちに寄り添い、不妊治療への保険適用を早急に実現する。
具体的には、令和3年度中に詳細を決定し、令和4年度当初から保険適用を実施することとし、保険適用までの作業を進める。
②保険外併用の仕組みの活用
〇オプション的な処置などで直ちに保険適用に至らないものについては、例えば、エビデンスを集積しながら保険適用を目指す「先進医療」などの保険外併用を活用することにより、できるだけ広く実施を可能とする。
子どもに係る国民健康保険料等の均等割額の減額措置(国民健康保険制度)
1.現状及び見直しの趣旨
国民健康保険制度の保険料は、応益(均等割・平等割)と応能(所得割・資産割)に応じて設定されている。
その上で、低所得世帯に対しては、応益保険料の軽減措置(7・5・2割軽減)が講じられている。
子育て世帯の経済的負担軽減の観点から、国・地方の取組として、国保制度において子どもの均等割保険料を軽減する。
※(参考)平成27年国保法改正参・厚労委附帯決議「子どもに係る均等割保険料の軽減措置について、地方創生の観点や地方からの提案も踏まえ、現行制度の趣旨や国保財政に与える影響等を考慮しながら、引き続き議論する」
2.軽減措置スキーム
○対象は、全世帯の未就学児とする。
※対象者数:約65万人(令和元年度国民健康保険実態調査)
○当該未就学児に係る均等割保険料について、その5割を公費により軽減する。
例えば7割軽減対象の未就学児の場合、残りの3割の半分を減額することから8・5割軽減となる。
○令和4年度所要額(公費)81億円
(国1/2、都道府県1/4、市町村1/4)
○施行時期…令和4年4月
保育士・幼稚園教謝等に対する3%程度(月額9,000円)の処遇改善
※このほか、社会的擁護従事者、放課後児童支援員も処遇改善の対象
令和3年度補正予算:781億円令和4年度予算案1兆4千9百18億円
1事業の概要
保育士や幼稚園教諭等を対象に、賃上げ効果が継続される取組を行うことを前提として、収入を3%程度(月額9千円)引き上げるための措置を、令和4年2月から実施する。
※①令和3年度補正予算により令和4年2月から9月の間公定価格とは別の補助金(国10/10)で補助。令和4年10月以降については、令和4年度当初予算案において、公定価格の見直し(注)により同様の措置を講じる(国1/2、都道府県1/4、市町村1/4)
(注)公立の保育所・幼稚園・認定こども園については地方交付税措置を予定
※②右記とは別に、補正予算において、令和4年4月から9月の間、国家公務員給与改定に伴う令和4年度公定価格の減額分(人件費▲O.9%)に対応する金額を上乗せして補助。令和4年10月以降の取扱いについては、令和4年人事院勧告の内容を踏まえて対応予定
2対象者
保育所や幼稚園等に勤務する職員
3実施要件
①令和4年2月から基本給又は決まって毎月支払われる手当により、補助額以上の賃金改善を実施すること
①賃金を定める規程の改正に一定の時間を要することを考慮し、令和4年2・3月分については一時金により3月にまとめて支給することを可能とする。4月分以降は、基本給の引上げに伴う賞与や超過勤務手当等の各種手当への影響も考慮しつつ、賃上げ効果の継続に資するよう、最低でも賃金改善全体の2/3以上を基本給又は決まって毎月支払われる手当とすることを要件とする。
②賃金改善計画書及び賃金改善実績報告圭を提出すること