こんにちは。守口市会議員団です。
[2009.2.20] -[新守口]
平成19年度守口市財政の決算がほぼまとりました。毎年、8月には、決算統計を調製し大阪府を通じて国に提出されています。今年は、通常の決算統計の調製だけでなく、「財政健全化法」による実質赤字比率や公債費負担率などの4つの指標について明らかにする必要があることから、公表の形式が変更されることも予想されています。
通常の決算統計による決算カードを見てみると、実質収支は、平成18年度が25億1千6百万円の赤字であったものが、平成19年度は赤字が14億4千4百万円増えて、39億6千百万円になりました。これは、実質赤字比率が13・57%になり、国が示している基準11・84%をこえ、財政健全化法による早期健全化団体に指定される数字になっています(実際には平成20年度の指標により指定されるため、平成19年度は参考数値、以下同じ)。
まだ、全国の数値が公表されていないため、正確なことはわかりませんが、大阪府内では、実質赤字比率による財政健全化法による早期健全化団体に指定される数値になるのは守口市一市だけではないかと、予想されています。
また、連結赤字額も、水道事業、下水道事業はそれぞれ黒字を出していますが、国民健康保険事業が累積で37億円の赤字になっているため合計で67億6千7百万円の赤字になっています。連結実質赤字比率は、23・18%で、国の基準数値16・84%をオーバーし、早期健全化団体指定の数値になっています。大阪府内では連結実質赤字比率による早期健全化団体指定数値をこえる市はいくつか予想されていますが、実質赤字比率、連結実質赤字比率の二つの指標で早期健全化団体指定の数値をこえているのは大阪府内では守口市だけではないかとの予想が現実のものとなっています。
西口市長は、財政再建を公約にして市長に就任しましたが、最初の決算調製で大幅な赤字を生み出しました。市長が変われば財政再建は可能と、豪語してきた西口市長は、この大幅な赤字額をどのように市民に説明するのでしょうか。