こんにちは。守口市会議員団です。
[2021.8.5] -[インフォメーション・新守口・新着情報]
㈱共立メンテナンスが団体交渉拒否を繰返さないと誓約書を手交
コンプライアンス守らない企業に委託した守口市の責任は
㈱共立メンテナンスは5月26日に確定した大阪府労働委員会の救済命令を受け、7月6日に大阪市グリーン会館で、命令に記された「団体交渉拒否を繰り返さない」と、いう誓約文を守口市学童保育指導員労働組合に手渡しました。
㈱共立メンテナンスは東京本社と中日本事業部からの2名が出席し、「今後、このような行為を繰り返さないようにいたします。」と述べました。組合側は「確かに受け取りました。どうして最初からこのようにできなかったのか。今後この文書に基づいて、雇い止めも含めて誠実に団体交渉を行ってほしい」と述べました。
その後、㈱共立メンテナンスは代表取締役中村幸治氏名で京都市長に対し「弊社の労働関係事案と今後の対応方針について」なる文書を7月8日に提出し、「問題解決を図っております」(左下文書参照)と報告しています。
これは、同社が京都市から、特例的なホテル開業を認める「上質宿泊施設誘致制度」の計画の候補者として選定されましたが、京都市議会で守口市での不当労働行為が取り上げられ、同社の提案自体に疑問が出されているため、提出されたものであると推測されます。
この文書では、「団体交渉拒否を繰り返さない旨誓約する文書を労働組合に手交し」と述べながら、7月12日団体交渉では組合から「今後会社は適法労組として認識し、団体交渉に応じていくことを確認できるか」と、問われて「会社として労働組合であるかどうか判断する立場にない」と、異常な回答をしました。
京都市には「労働組合」と、報告しながら組合との団体交渉では「労働組合であるかどうか判断できない」と。二枚舌を使っています。
法令や倫理や社会規範といったものを順守しようとしない㈱共立メンテナンスの企業としての品格が問われると同時に、そのような企業に子どもたちの大切な放課後をつくる学童保育事業を委託し、傍観者の態度をとる守口市の態度も問われます。