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  • こんにちは。守口市会議員団です。

    新守口No.2515 2021.7.18 杉本えつ子議員 一般質問の答弁

    [2021.8.5] -[インフォメーション新守口議会報告]

    医療的ケア児を早い段階から把握し、必要に応じて看護師を配置
      生理の貧困が社会問題になっている中、自己責任が原則と市教委答弁

     6月28日市議会最終日に日本共産党の杉本議員が一般質問を行いました。質問の要旨と理事者の答弁をお知らせします。

    【質問】
    ◇「医療的ケア児支援法」に基づく守口市での学校・保育施設における対応の具体化について
    ① 今回の法制化に際し、保育施設や学校、学童保育において、医療的ケアを必要とする方に対する看護師配置にっいて、市に責務が生じることとなった。本市では看護師配置が行われず、入学・入園を断られる又は保護者付き添いでの通学・通園を余儀なくされるなどの現状がある。上記の対応は、看護師を計画的に正規採用しなければできないと考えるが、看護師の配置をどのように進めていくのかを示されたい。
     また、民間の子どもの施設や学童保育の委託事業者への看護師配置に係る指導等をどのように進めるのか併せて示されたい。
    ② 保護者が付き添いをしなくても、学校や保育施設に通えるようにするため、医療的ケア児に限らず難病や慢性疾患、障がいを持つ子どもにも対処すべきと考える。
     しかし、教員や保育士等の不足を理由に入学・入園できない現状がある。児童と保護者の希望を尊重するためには、教員や保育士等の増員が必要である。そこで、公立での教員及び保育士の増員を計画し、民間施設への指導や対策を行う必要があると考えるがいかがか。
    ③ 保護者付き添いだけでなく、アレルギー除去食や流動食、刻み食などの給食提供体制がとれないことを理由に、入学・入園拒否や弁当持参を求められる現実がある。民間施設や給食委託事業者に、児童や保護者の実態に応じた給食提供を実施すべきと考えるが、その指導体制の具体化について示されたい。

    【答弁】市長部局
     現在、市立認定こども園では、それぞれの園に看護師等を配置し、全ての園児の健康管理業務等に加え、医療的ケアやアレルギー疾患等により配慮を要する園児に対しては、保護者の協力も頂きながら、可能な限り、支援に努めています。又、私立認定こども園等においても、看護師の配置や障がい児加配について、市の補助制度を活用いただきながら、可能な限り、保護者の皆さんの入園希望に対応するべく、体制の確保に取り組まれています。
     今般成立した法の趣旨を踏まえ、認定こども園等にあっては、公立・私立を問わず、また、放課後児童健全育成事業も含め、施設の運営体制など、医療的ケア児への対応の強化が求められます。今後は、国・府の支援強化策と整合を図りつつ、教育委員会、私立認定こども園等としっかりと連携しながら、ご指摘の障がいやアレルギー疾患がある子どもも含め、すべての子育て世帯が安心して保育サービス等を受けられる環境づくりに取り組んでまいります。

    【答弁】教育委員会
     今年度において、医療的ケアを必要とする児童が就学したことに伴い、看護師の配置に取り組んでいるところです。今後も、各関係機関との連携を密に図りつつ、早い段階から医療的ケアを必要とする児童生徒の把握に努めるとともに、保護者との丁寧な就学相談を実施し、必要に応じて看護師を配置してまいります。
    また、医療的ケアを必要とする児童生徒や、障がいのある児童生徒に対しては、個に応じた適切な指導・支援を行うことができるよう、障がいの種別ごとに支援学級を設置し、担任を配置しているところです。

     今後におきましても、法の趣旨を踏まえ、本人及び保護者が安心して学校生活を送ることができるよう鋭意取り組んでまいります。

    【質問】
    ◇小・中学校のトイレに無料の生理用品を設置することについて
     経済的な理由で、また自分の性に悩んでいて購入できない人、手元にないことで不安を感じる人がいること、いわゆる「生理の貧困」を支えるために、小中学校のトイレに生理用品を設置してはどうか。
     現状は、保健室に民間業者のキャンペーンにより提供されたものや教職員の好意で提供されたものが設置されている。しかし、急な場合に間に合わず、直接教職員から提供を受ける児童生徒もいる。また、子どもたちからは、生理用品をトイレの個室内に設置してほしいという要望もある。
     そこで、公費で生理用品を購入し、トイレの個室に設置すべきと考えるが、いかがか。

    【答弁】
    生理用品の携帯については、小学校4年時の児童の発達段階の適切な時期において、男女の体の仕組みや生理的な現象についての教育を行っている中で、携帯の必要性について指導しております。また、持参し忘れた児童生徒に対しては、保健室に常備しており、養護教諭や女性教諭が対応しているところです。
     しかしながら、生理用品については、本来、児童生徒それぞれの身体に合ったものを各ご家庭でご用意いただくことが基本と考えております。また、トイレへの設置により、汚損等が生じることも想定されますことから、
    ご質問のトイレへの設置については、現在のところ考えておりません。