こんにちは。守口市会議員団です。
[2021.8.5] -[インフォメーション・新守口・議会報告]
医療的ケア児支援法の成立を受けて守口市の姿勢を質す
学校や保育所・児童クラブに看護師の配置を求める
6月28日市議会最終日に日本共産党の杉本議員が一般質問を行いました。 今週と来週2回に分けてお知らせします。
「医療的ケア児支援法」の成立によりこれまで努力義務にとどまっていた国や自治体の支援策が「責務」として法で明文化されました。支援の地域間格差を是正して家族の負担を減らし、医療的ケア児を「全国どこでも」「安心して」育てられるサポート体制の確立を国や自治体に求めている法律です。
そこで、9月からの施行を予定されている「医療的ケア児支援法」に基づく、守口市での学校・保育施設における対応の具体化についてお尋ねします。
① 今回の法制化により、保育施設や学校、学童保育において、医療的ケアを必要する児童や保護者の希望を尊重した入学・入園を保障するための看護師配置についての守口市の責務が生じることになりました。
守口市では看護師配置が行われずに入学・入園を断られる又は保護者付き添いでの通学・通園を余儀なくされるなどの現状がありました。
この間、正規看護師の産休・育休・病休等での代替え採用や医療的ケア児のための看護師採用の際、任期付き採用や会計年度職員などの募集では、応募もほとんどないのが実態でした。
看護師の確保は、計画的に正規採用しなければできないのです。看護師の配置をどのように進めていくのかお答えください。
また、民間の子どもの施設や学童保育の委託事業者への看護師の配置に係る指導等をどのように進めるのか併せてお示しください。
② 法の精神を波及させ、医療的ケア児に限らず、難病や慢性疾患、障がいを持つ子どもにも、保護者の付き添いをしなくても、学校や保育施設に通えるようにするための対処が必要です。
しかし、教員や保育士等の不足を理由に入園できない現状があります。児童と保護者の希望を尊重するためには、教員や保育士等の増員が必要です。
そこで、公立での教員及び保育士の増員を計画し、民間施設への指導や対策を行う必要があると考えますが、いかがお考えですか。
③ 保護者付き添いだけでなく、アレルギー除去食や流動食、刻み食などの給食提供体 制がとれないことを理由に、入園拒否や弁当持参を求められる現実があります。
支援の地域間格差をなくし、家族の負担を減らすという法の精神に照らし合わすなら、児童や保護者の実態に応じた給食提供を実施すべきと考えますが、民間施設や給食委託事業者への指導体制の具体化について、お聞かせください。
次に、民間委託されたもりぐち児童クラブ入会児童室事業の事件・事故の議会報告についてお尋ねします。
2019年4月より、もりぐち児童クラブ入会児童室事業の管理運営が(株)共立メンテナンスに委託されましたが、実施主体責任は発注者である守口市にあります。事業運営で起こっている事件・事故は議会に報告がされてしかるべきです。
かつて、留守家庭児童会の時には、事件・事故の報告等が逐一議員には行われていたのに、民間事業者に委託してしまうと事件・事故の報告が全くないというのはなぜですか。理由をお示しください。
また、事件・事故が起こった時には、市職員は現場に行っているのでしょうか。委託業者任せになっているのではありませんか。
事故が起こった時の守口市の対応を具体的にお示しください。