こんにちは。守口市会議員団です。
[2021.8.5] -[インフォメーション・新守口・議会報告]
ホストタウンでガンビアからの選手団との交流は不安のないように
クリーンセンター解体では計画変更の丁寧な報告を求める
6月16日市民環境委員会が行われ、杉本悦子議員が出席しました。案件は補正予算の歳出で、オリ・パラのホストタウン事業の相手国ガンビアから、それぞれの終了後にオリンピック選手団30名とパラリンピック選手団10名を受け入れるための予算、クリーンセンターの粗大ごみ施設の解体工事と解体工事管理の補正予算、旧勤労青少年ホームを解体し、その跡地に錦コミセンを新築する工事費でした。
ガンビアの選手団について、ワクチンが接種済みかどうかは国から示されていない。新大阪駅からの交通手段はバスであり、滞在中は毎日PCR検査をする。大枝公園で交流事業を行う等の答弁がありました。
杉本議員は感染拡大リスクが専門家の中でも叫ばれている中での開催だから、市民に不安のない取り組みをと訴えました。
「ガンビア選手団のホストタウンを務める大阪府守口市には6月11日、五輪閉会後に市を訪問するとの連絡が入った。」との報道があります。
「東京五輪・パラリンピックに出場するウガンダの選手団9人が19日夕、成田空港に到着。このうちの1人が、空港での新型コロナウイルスの検査で陽性だったことがわかった。ボクシングや重量挙げ、水泳の選手とコーチら。内閣官房によると、全員が出国前にアストラゼネカ社製のワクチンを2回接種。出国96時間以内に2回のPCR検査を受け、陰性証明書を持っていたという」報道もあります。
クリーンセンターの粗大ごみ施設の解体工事で、は令和2年8月の説明では、令和2年度中に解体工事の実施設計が終わり、3年度は解体講師に着手し完了させるとの事でした。
しかし、今回の補正予算で、解体工事の予算が提案され、且つ来年度までの債務負担行為が提出されています。つまり、今年度中に解体工事が完了しないことを明らかにしたのです。また、解体の実施設計が入札に付されたのは、今年の1月15日で、工期は5月31日までとなっており、解体の実施設計も令和2年度中には終わっていなかったのです。
受けた説明とは違う設計や解体工事の工期延長の議案が出されているため、杉本議員は、わずか4か月の間で何があったのかと質しました。
理事者は、大阪市との協議の中で地質調査などを行わなければならず、設計の発注が遅れていたと答弁しました。それも昨年12月には工期が伸びることがわかっていたのです。クリーセンターの跡地ならば、有害物質があることは当然予測できたはずであり、見通しが甘かったことは明らかです。
計画変更について、議会に説明をしたと言っていましたが当該委員会の委員のみのようです。計画の説明は全議員に行っておいて、変更については市民環境の委員だけというのは筋が通りません。
杉本議員が、市民の代表の議員全員に丁寧に説明すべきだと指摘すると、理事者はは「丁寧にする」と答えました。
勤労青少年ホームの解体については、アスベストについて質しました。 古い建物ですので全体で22箇所調査を行い、その中でアスベストのレベル2と3が2か所ずつ、全体としてはみなしでレベル3であると理事者が答弁しました。
調査はどこがするかと尋ねると「仕様書にもかいてあるとおり、特定石綿含有建築物調査者である」と、アスベスト除去で大幅に工期が延長されたことや、費用が跳ね上がった旧庁舎での教訓が活かされていました。
重ねて、ボイラーの存在を質問すると「ある」と答えましたが、横引き煙道のアスベストについては未調査なので、徹底して調べるように要望しました。
錦コミュニティーセンターの建替えは、、最近では東部コミセンに次いで2か所目の新築になります。
杉本議員は、東部コミセンの教訓はあるかと問いましたが、理事者はこたえることが出来なかったため、杉本議員は、デザイン優先の建築のため、弊害が起きていることを明らかにしました。例えば4か月児検診に使用した部屋がガラス張りだったため、カーテンを閉めても隙間から裸のこどもたちが見えてしまうので、他の会場に移動になった例を紹介、また、3階の児童コーナーではトップライトのため、クーラーがついていても暑くて耐えられないなど市民からの声も紹介しました。
杉本議員は、これまでの市民の声をよく聞いて教訓を学び、市民の利用しやすいものを作るように要望しました。
補正予算議案については、委員会として全員一致で可決しました。