こんにちは。守口市会議員団です。
中央労働委員会から不当労働行であると認定され、府労委の決定通り改善せよという命令を受けた守口市から学童保育の運営を受託している(株)共立メンテナンスは、守口市学童保育指導員労働組合に対して団体交渉開催通知を組合委員長個人宅に送付してきました。
今回、再審査被申立人代理人の4名の弁護士の連名で中央労働委員会に「履行状況報告書」が提出されました。
この「報告書」で共立メンテの不誠実な態度が暴露され厳しく批判されています。
「会社の「団体交渉開催通知」は『履行』の偽装である」と断じ「事前折衝のないままの一方的指定は団交応諾とはいえない。議題、開催日時、開催場所、出席者(双方共3名以内)を一方的に指定するものである。組合の予定も聞かず一方的に団交日時等を指定し、 出席がない場合には団体交渉を放棄したものとみなすなどという態度は、形の上では団交に応じながら不誠実な態度をとるものであり、 団交応諾命令を履行したとはいえない。」としています。
また、組合に対する不当労働行為を繰り返さない旨の会社の文書がについては「この文書は、会社の代表取締役に、2021年4月1日に退任した上田卓味氏の氏名が記載されていること、日付が手書きで記載されていることからしても、 初審命令において大阪府労働委員会から命ぜられた文言をコピーしたものに過ぎないことは明らかである。」と、厳しく断罪。「しかも、 初審命令が命じているのは、文書の手交である。郵送による送付は手交ではない。」と、会社は初審命令を履行していないことを明示し、ポストノーティスについても組合に対して、 自ら実施状況すら明らかにせず、『貴殿が確認できないのは、確認する意思がないためである』などと回答する態度からすれば、会社には誠実に初審命令を履行する意思がないと言わざるを得ない。」として、「会社は、確定した初審命令を履行していない。貴委員会においては会社が確定した救済命令に従わないのであるから、会社の住所地の東京地方裁判所にその旨を通知すべきである。」と、結論付けています。