こんにちは。守口市会議員団です。
[2008.8.6] -[新守口]
7月8日、飯盛霊園組合議会第2回定例会が開かれ、日本共産党の大藤みつ子議員が出席しました。定例会には、市民に影響のある料金改定「飯盛斎場条例の一部を改正する条例の制定について」が、提案されました。
主な改正内容は、構成市の住民の火葬料が、十二歳以上九千円を二万円に、十二歳未満六千円を一万三千円に、死産児二千円を四千円に改め、平成二十年十月一日から施行するというものです。提案理由は、「飯盛斎場における火葬件数が、枚方市の新斎場施設の稼働により極端に減少するとともに、最近の原油価格の高騰等に伴う火葬経費も上昇しており、今後とも安定した事業運営を維持するため使用料を改定したく本案を提案した。」としています。
大藤議員は、市民生活が大変になっているなか、九千円から二万円への大幅な値上げは市民に負担増を強いるものであり、その中でも、低所得者への影響に大きいものがあることを指摘しました。そして、生活保護受給者には斎場使用料の二分の一の減額措置があるが、生活保護基準以下の収入・年金等で暮らしている市民への対策がどうなっているのか質問しました。
理事者は、葬儀料を安価なものにしていくことを考えており、それにより対応していきたいと答弁しました。大藤議員は、今回の議案は値上げのみであり、葬儀料の減額を考えているのであれば、同時に値下げ議案も提案すべきであり、値上げ議案だけでは、市民の理解は得られにくく、不十分だと指摘しました。また、近隣市の火葬場使用料をみても、大阪市一万円、東大阪市七千円、摂津市一万五千円、寝屋川市二万円等であり、二万円は近隣市の中でも最高額であり、負担が多きく賛成できないと、日本共産党は本議案に反対を表明しました。
しかし、賛成多数で値上げ案は承認されました。