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  • こんにちは。守口市会議員団です。

    新守口No.2484 2020.11.29 学童保育民間委託後の市職員の巡回4月限り

    [2020.12.1] -[インフォメーション新守口新着情報]

     

    学童保育民間委託後の市職員の巡回4月限り
      委託事業者丸投げで現場確認もしない無責任さ

     守口市が学童保育(児童クラブ)を民間委託するに際して、「委託をしている業者に管理監督をしていくための体制はどうなるんですか。日常的に学童保育、児童クラブに行って、監督をする、現場を見に行くことができるわけですか。」との議会での質問に対して守口市は、「14クラブ21クラスございますので、我々今、具体的な数字というのは持ってないんですけど、適宜見てまいりたいというふうに考えておりまして、それも定期的な部分ということもございますし、あと書類上のチェック、実地確認調査等々、いろんな種類の管理監督織りまぜながらチェックしていきたいというふうに思ってございます。」「特に4月におきましては、職員のほう、ほぼ毎日現場のほうを巡回したいなというふうに考えているところでございまして、5月以降そういった部分、現状を見ながら、定期的な回数というのは、何回にするかという部分は考えてまいりたい」と、答弁していました。
    (平成31年3月福祉教育委員会)
    「守口市が児童クラブ(入会児童室)を委託した後、現場を訪問した職員の報告書・訪問した日時のわかる文書」が開示請求され、その文書が市役所2階の情報公開コーナーで閲覧できますが、委託後の4月に市職員が児童クラブの現場に巡回された記録が明らかにされています。

     その文書によれば、4月の前半は、委託業者への「あいさつ」が主な目的で、その後中盤から後半にかけてほぼ一人の職員で巡回しています。

     事前準備の巡回、開設時間中の巡回、集団下校後の巡回と、目的を分けて巡回していますが、一つの小学校にそれぞれ1回ずつ巡回するのが精いっぱいというところです。
     守口、八雲東、よつば、さつき、錦の各小学校はクラスが複数ありますが巡回指導について、単数クラスの小学校と明確な強弱はありません。
     巡回は、4月いっぱい行われましたが、5月15日の金田児童クラブを最後にその後全く行われていませんでした。さらに、巡回してもその報告書さえも作成された様子がありません。
     委員会審査の中で、管

    理部門の職員を6人から3人に減員しても現場を見に行くことができるのかと疑問を呈されていました。結局5月15日以降は市職員はだれ一人現場を見に行っていないことが明らかになりました。

     昨年10月4日、よつば児童クラブで支援員が児童の「首を絞めたのではないか」との事象について保護者から訴えがあった時にも委託業者任せで市職員は現場に足を運んでいないことも明らかです。
     民間委託をしたその年度は特に足しげく巡回して契約書や仕様書通りに児童クラブが運営されているかどうかを確認し、適正に指導することが必要です。ところが守口市は委託業者任せで、自らの事業であることを放棄し、丸投げ行為を行っていたのです。
     例えば家屋を新築するときに大工や工務店に任せてその経過を全く関知しない人がいるでしょうか。必ず自らの目でその時々に現場を見に行って要望を伝えたり、進捗状況について説明を受けたりするはずです。市民の税金を使っている事業ですから、なおさら足しげく現場を巡回して問題がないかどうかを点検し、あれば是正することが必要です。昨年度4月いっぱいで巡回をやめ、放置した守口市の責任は極めて重いものがあります。