こんにちは。守口市会議員団です。
[2020.11.29] -[インフォメーション・新守口・議会報告]
日本共産党杉本議員が市道の改修を求める
道路は守口市の顔ともいうべき存在・大幅予算増で改修を
守口市議会定例会最終日の9月30日、日本共産党の杉本えつ子議員が一般質問を行いました。
今回は、道路改修についての質問と答弁の概要をお知らせします。
次に道路の回収についてお伺いします。
道路法では第42条で「道路管理者は、道路を常時良好な状態に保つように維持し、修繕し、もつて一般交通に支障を及ぼさないように努めなければならない」としています。
また、同施行令35条の3では「道路の損傷、腐食その他の劣化その他の異状があることを把握したときは、道路の効率的な維持及び修繕が図られるよう、必要な措置を講ずること。」とされています。
いずれも道路管理者である市長に守口市道については良好な状態を維持するために修繕することを義務づけているのです。
さて守口市の道路は総延長、約20万5千メートルあります。
道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律による国費率のかさ上げ措置について、今後も引き続き計画的に道路の整備・機能強化に取り組んでいく観点から、平成30年度以降10年間継続されることとなりました。
そこで、守口市は、大阪府と連携して「道路の整備に関するプログラム」を策定し①まちづくりと地域の安全・安心を支えるみちづくり②通学路等の生活空間における安全・安心の確保③道路施設の適確な老朽化・地震対策としてそれぞれ個所付けを行い予算、期限などを設定し事業を進めています。
しかし、守口市の道路の現状は「道路の整備に関するプログラム」の実施だけではとても追いつかないほど劣化しているのが現状です。前に私道の整備について質問したとき「私道は個人の財産であり、本来所有者が適切に管理すべきものである」と答弁されました。であるのなら、市道は管理者である市長が適切に管理すべきものです。傷んで劣化した市道をいつまで放置しておくのか、市長の管理責任が問われています。
路面性状調査の結果と道路改修について
平成29年度に1200万円かけて路面性状調査を行いました。その結果はどうだったのでしょうか。守口市はコンクリートや煉瓦造りの道路はなく、アスファルト舗装がほとんどですが、路面性能評価4.0以下は修繕が必要であり、3.0以下では早急に修繕が必要であるとされています。4.0以下の道路改修の計画をお示し下さい。
あまりにも危険な道路については市民からの通報により、市が緊急性の高いと判断した者は優先的に改修を行っているようですが、その部分だけにとどまっている傾向があり、ひどいところでは、まるでパッチワークのようになっているところがあります。また、「スクールゾーン」とか「止まれ」とか前方に横断歩道ありの標識であるひし形マークなど道路に書かれている文字や標識が消えているところもあります。
部分だけの改修ではなく、より広い範囲での改修を行うべきだと考えますがいかがでしょうか。
道路のアスファルト舗装の耐用年数は10年と言われていますが、あくまでも設計時の目安で、実際はそれ以上持つとされています。
しかし、単なる修繕ではない計画的な道路改修は必要です。
守口市の道路維持改良工事は、平成30年度には2003メートル、令和元年度に馬場・菊水線の工事1800メートルを入れて3850メートルと、遅々として進んでいません。抜本的に道路維持改修の予算を増額し、幹線道路だけでなく、生活道路についても道路改修のスピードを上げるべきであるがどうでしょうか。
11年間連続黒字で令和元年度決算では19億5千万円の黒字であると内外に誇らしげに示しています。
しかし、街の顔である道路がこの有様ではあまりにも情けない者です。以前は守口市から他市に入ったところで道路の状態が悪くなるので市境を超えたことがわかると言われていましたが、今は全く逆の有様で市の境がわかると言われています。
黒字というのなら是非、市道改修の予算を大幅に増額し、スピード感を持って取り組んでください。
答弁
道路改修のご質問に一括してお答えいたします。
まず、平成29年度に実施した路面性状調査では、早急に修繕が必要な維持管理指数MCI(メンテナンス・コントロール・インデックス)3.0以下の路線が全体の0.37%、修繕が必要な4.0以下の路線が全体の12.8%でした。この結果を基に、幹線道路においては、5か年の補修計画を策定し、順次計画に基づき改修を行っています。
また、生活道路の改修につきましては、路面性状調査の結果や日常のパトロール、さらに市民からの通報等を受け、現況を確認の上で、コスト面や施工性を勘案しつつ、順次、必要な補修を行っています。今後とも、市民のみなさんが安心して快適に通行できるよう、努めてまいります。