こんにちは。守口市会議員団です。
[2020.11.29] -[インフォメーション・新守口・議会報告]
令和元年度の決算の概要で財政は健全であると守口市
扶助費のうち老人福祉費は府内でも最低クラス
扶 助 費 の 内 訳 単位千円 | ||||||
区 分 | 決算額 | 国支出金 | 府支出金 | その他特定財源 | 一般財源等 | |
民生費 | 社会福祉費 | 4,727,436 | 2,189,044 | 1,231,254 | 32,377 | 1,274,761 |
老人福祉費 | 11,111 | 548 | 10,563 | |||
児童福祉費 | 8,871,805 | 3,948,207 | 1,553,287 | 34,995 | 3,335,316 | |
生活保護費 | 10,261,374 | 7,795,330 | 98,006 | 94,672 | 2,273,366 | |
災害救助費 | 2,130 | 765 | 735 | 630 | ||
小 計 | 23,873,856 | 13,932,581 | 2,883,312 | 163,327 | 6,894,636 | |
衛 生 費 | 944,425 | 7,304 | 934,589 | 2,532 | ||
教 育 費 | 861,187 | 371,505 | 183,444 | 306,238 | ||
合 計 | 25,679,468 | 14,304,086 | 3,074,060 | 1,097,916 | 7,203,406 |
守口市は、令和元年度決算は、11年連続で黒字であり、元年度は19億5千万円もの黒字を出したことを柱にして、一般会計、特別会計、企業会計、そして、基金の状態、起債残高の状態も健全であることを主張しています。
地方自治体の財政は「黒字」を出すことが目的ではありません。自治体の財政構造は、その行政が市民の方を向いているのかどうかを測るバロメーターでもあり、特に扶助費についてはその方向が顕著に現れます。
令和元年度の守口市の扶助費の内訳は表のとおりです。右端の一般財源等の項目が守口市が税金で負担している金額です。
決算額では生活保護費が102億6千万円と、他の扶助費と比べて群を抜いていますが、守口市が負担している一般財源ベースでみると、児童福祉費の扶助費が最高額を示しています。児童福祉費の扶助費は、認定こども園運営事業やこども入用助成制度に関する費用が主なものです。
一段と低額なのが老人福祉費です。前年度(平成30年度)決算では、大阪府内すべての市町村の中で、一人当たりの扶助費・老人福祉費の額は、ただの103円で41番目で最低でした。
児童福祉費が一人当たり5万7千679円で摂津市に次いで2番目に比べて老人福祉費が異常に低いのがわかります。この扶助費は老人福祉法第の規定による養護老人ホームや特別養護老人ホームへ入所措置した高齢者に係る費用(事務費、生活費など)の扶助が主なものですが、高齢化社会の中で老人福祉費の在り方が問われています。