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  • こんにちは。守口市会議員団です。

    命や安全を「我慢」させ、何を「再建」するのか~橋下PT案に対し、日本共産党が府議会で代表質問(「新守口」No1781、2008年6月8日)

    [2008.6.18] -[新守口]

     開会中の5月臨時府議会では、「大阪府財政再建プログラム試案」(PT案)が発表されたことから、臨時議会では通常行われない各会派による代表質問が実施されました。

     5月27日には、日本共産党大阪府会議員団の阿部誠行幹事長が橋下徹知事の姿勢を追及しました。阿部議員は冒頭に府民の暮らしや営業の大変さを挙げ、「知事が命じてつくらせたプロジェクトチーム試案は、歯を食いしばってがんばっている府民にいっそうの耐え難い痛みを強いるもの」と批判。PT案の発表以来、障害者団体、医療関係者、商業者などが反対の声を上げていることを紹介し、「府民のいのち、暮らし、安全を脅かし、文化・芸術を壊して何のための『財政再建』ですか。府民から夢や希望、笑顔を奪う、そんなものは『再建』ではありません」と主張しました。続けて阿部議員は大阪府の赤字の原因について、国の「三位一体の改革」により大阪府の場合、2003年度と07年度を比較すると544億円も財源が減ったこと、法人税減税で昨年度1000億円を超える減収をもたらしたことを指摘し、「果てしない国の地方自治体いじめに異議を申し立て、国に是正を求めるべき」と知事に迫りました。橋下知事は当初、「国の景気対策なども一つの要因だが、国の責任と言っても、まず府自らが収入の範囲内で予算を組み、自己責任を果たした上で、並行で国に言うべきことを言う姿勢も重要」と答えましたが、阿部議員が重ねて「議会と知事が一緒になって地方財政締め付けの是正を求める。その先頭に立つ覚悟があるか」と問うたところ、「府議会の協力を得られるなら、議会と私で、大阪一致団結して、国に対して訴えていきたい」と述べました。また、阿部議員は大型プロジェクトの無駄遣いを見直すこと、府の財政危機の状況を府民にわかりやすく正確に伝えることを求めました。

    自民・公明・民主も批判

     臨時府議会では、自民、公明、民主の各党も代表質問を行いましたが、うねりのように広がるPT案反対の府民の世論を背景に、「医療・福祉・教育文化・安全は改革の対象外に」(自民党)、「府民に痛みを与える前に歳入の確保を」(公明党)、「医療助成や私学助成の削減に反対」(民主)と主張しました。しかし、自分たちが進めてきた大型プロジェクトの後始末については、どの党も口をつぐんだままでした。