こんにちは。守口市会議員団です。
[2020.7.8] -[インフォメーション・新守口・新着情報]
京都市議会で守口市学童保育問題が取り上げられる
不当労働行為の共立メンテナンスによる
世界遺産前の大型ホテル建設計画の是非をめぐって
京都市議会で共立メンテナンスによる守口市の学童保育指導員の雇止めと、団交拒否の不当労働行為が取り上げられています。
京都市の世界遺産仁和寺のそば一帯は大規模ホテルが建てられない用途地域ですが、上質な宿泊施設を誘致するため土地規制を緩和する市の新制度の適用第1号を目指して「共立メンテナンス」が、地下1階、地上3階建て、延べ約5800平方メートルのホテルを2021年8月に開業させようとしています。京都市議会では「共立」に新制度の適用を認めていいのかとの議論が交わされました。
(市議)私からは上質宿泊施設誘致制度と仁和寺門前ホテル計画についてあらためてお聞きしたいと思います。この制度によって、仁和寺門前でホテルを計画している「共立メンテナンス」という会社が、今年3月に大阪府守口市で学童保育指導員13人を雇い止めするという案件が起こっています。労働組合との団体交渉も拒否し続けております。2015年には、東大阪市でも、学童保育指導員の団体交渉を拒否をして、大阪府労働委員会に「不当労働行為」の救済申し立てが行われております。まず、これらの事実を京都市は知っておられるのでしょうか。
(市の理事者)学童保育をめぐりまして、大阪府守口市で指導員をしていた方が、市から委託を受けた企業である共立メンテナンスから、雇い止めされたのは無効だとして訴訟を起こす旨報道されている件については、報道ベースで、知っております。
(市議) 制度のパンフレット、私もあらためて見返してみますと、施設の候補要件・共通要件として「安定した雇用の創出」ということが、うたわれている。この、共立メンテナンスという企業が、雇い止めや不当労働行為を行っている事実については、この候補選定の際の判断材料になるのかどうか。もしそのことが何ら問われないっていうことであれば、京都市の姿勢そのものが、私問われるんじゃないかと思うんですがいかがでしょうか。
(市の理事者) 我々としても提案を期待する事項として掲げております。そういった中で、正規雇用率が高いかですとか、地元に新たな雇用創出するかといった観点を踏まえた計画を、事業者から提出していただくこととしておりまして、候補の選定にあたっては、このような観点も踏まえて外部有識者の意見を聴取し審査を行うことになると、いうことでございます。
他市の市議会議員からも共立メンテナンスが、労働組合との団体交渉を拒否する不当労働行為を行っていること、13人もの指導員の雇止めを行っていることなどが取り上げられ、市議会での議論になっているのです。
守口市の混乱が守口市内でとどまらず、他市にまで広がっている不名誉な出来事の一刻も早い収拾が求められます。