こんにちは。守口市会議員団です。
[2008.6.18] -[新守口]
国会では、『地方税法等の一部を改正する法律』(成立日) 平成20年4月30日、(施行日) 平成20年4月30日、一部の規定を除き、平成20年4月30日から施行―――が可決され、守口市でもこの法案を受け、5月臨時議会で、守口市市税条例の一部を改正する条例案が専決されました。
『地方税法等の一部を改正する法律』には、大問題となった「道路特定財源~自動車取得税及び軽油引取税の税率の特例措置の適用期限を10年延長する」法が含まれますが、それだけではなく、年金生活者を脅かす年金天引きに関する法律も可決されています。
総務省は、以下のように制度を説明しています。
◎個人住民税における公的年金からの特別徴収制度の導入
*公的年金受給者の納税の便宜や市町村における徴収の効率化を図る観点から、個人住民税に公的年金からの特別徴収制度を導入する(平成21年10月支給分から実施)。
対象者は、65歳以上の公的年金等の受給者(当該年度の初日に老齢基礎年金等を受けている者)。徴収する税額は、公的年金等に係る所得割額及び均等割額。特別徴収義務者は、社会保険庁等。対象年金は、老齢基礎年金等。特別徴収の対象税額と徴収方法は、上半期の年金支給月(4月6月8月)ごとに、前年度の下半期の特別徴収額の1/3を仮徴収。下半期の年金支給月(10月12月2月)ごとに、年税額から当該年度の上半期の特別徴収額を控除した額の1/3を本徴収。
4月からは、介護保険料に加えて後期高齢者医療保険料が年金から天引きされています。さらに、守口市では、来年10月から国民健康保険料が、年金から天引きされる事が決められています。国民健康保険料天引きと同時に、個人住民税の年金からの天引きが開始されることになります。
結果として、来年10月からは、75歳未満の人は、介護保険料・国民健康保険料・個人住民税が年金から天引きされてしまいます。75歳以上の人は、介護保険料・後期高齢者保険料・個人住民税が年金から天引きされてしまいます。
公的年金から個人住民税を天引きする法案は、4月に成立・施行されていますが、その法案を受け守口市では、今年中にその条例案が提案されようとしています。物価が下がっているからと、基礎年金はこの7年間で4万8千円も下がっており、今でさえ、わずかな年金から保険料徴収に苦しんでいる高齢者をますます、苦しめる新たな年金天引きです。市民が声を上げ、守口市で個人住民税からの年金天引きの条例を可決成立させない運動が、これからますます重要になってきます。