こんにちは。守口市会議員団です。
[2020.5.1] -[インフォメーション・新守口・新着情報・議会報告]
学童保育の民間委託1年が経過
保護者と守口市・事業者と守口市の約束は守られているか?
守口市の学童保育(児童クラブ)が民間委託されて1年が過ぎようとしています。
民間委託に際して守口市と事業者が結んだ契約書(仕様書や特記仕様書含む)はきちんと実行されているか検証が必要です。日本共産党の杉本議員は2月議会の質問で、順守されていないことを明らかにしました。
・ある小学校では正規の支援員、それも責任者の不在が数カ月続き、責任者不在のまま進められていた。
・児童クラブのクラブ室内では、おやつ代など一切のお金の収受・保管はしないとなっているのに、支援員に保護者からの入金の受け取りをさせている。
・児童にとって適切な環境となるよう、支援員対象のアンケートの実施も明記されているが実施されていない。
・保護者に対してのアンケートは、保護者の意見が反映されにくく、記入もしにくい、守口市が直接民間委託されての評価を把握できるアンケート実施してほしいと保護者から守口市へ要望されている。
・支援員への賃金の遅配という事態が起きている。これは、社会的責任のある企業としてのモラルにかけているもの。
守口市は、民間委託についての保護者説明で「委託後も民間事業者に任せきりには決してせず、チェック体制を働かせながら巡回していくという中で、優れた民間事業者に委託したいと考えています。また、チェック体制として定期的及び随時に巡回します」と述べていましたが、それならなぜ契約違反を見過ごしていたのでしょうか。
また、守口市は、現在の指導パートナーを残してほしいという保護者の要望に「民間事業者に雇用してもらえる仕組み作りが大切になります。…このように指導パートナーが引き続き残れる仕組み作りを考えていきます。」と、市直営時の指導パートナーを、引き続き民間事業者で雇用できる仕組みを作ると約束していましたが、どのような仕組みを作ったのか、1年後の今、そのことが検証されます。