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  • こんにちは。守口市会議員団です。

    グランドオープンから1か月の大枝公園

    [2019.5.17] -[新守口]

    グランドオープンから1か月の大枝公園
    東側パークセンター前の樹木が倒れ、築山の低木が枯れて

     大枝公園は、西側エリアの先行オープンに続き東側エリアが完成し、3月31日にグランドオープンしました。
     大枝公園は平成26年度から基本設計などが行われ、平成30年度まで総費用26億3千万円余をかけてリニューアルが行われました。国等からの交付金8億2千500万円、市民の税金(一般財源)3億3千800万円、地方債(借金)14億7千万円という内訳です。
     東側の公園エリアにかかった経費は、約6億4千万円に上ります。

     グランドオープンから1か月が過ぎた5月初めに、東側パークセンターの入り口にある樹木のうち1本が倒れ、もう1本が大きく傾いて倒れ掛かっており、ロープで支えられています。

     管理事務所(指定管理者:一般財団法人 大阪スポーツみどり財団)の職員によれば4月30日の強風で傾き、5月2日の強風で倒れてしまったということです。また、「支えが役に立たなかった」とも話しています。

     4月30日は降雨量17mm、北東の風、平均風速3.3m/S最大風速 5.2m/Sで、4月27日のほうがそれぞれ3.9 m/S7.7 m/Sで風速は強かったのです。最大瞬間風速を見ても、30日は8.9m/Sで27日は14.7m/Sと、27日のほうが風速としては圧倒的に強かったことがわかります。そして、5月2日は西南西の風で、取り立てて風が強かったというデータはありません。倒木も、傾いた樹木も南西の方角ですから、風による被害というのであれば30日の、北東の風によるものでなければなりません。
     気象庁の定義では「強風」とは、13.9~17.1 m/Sを言い、「暴風」とは28.5~32.6m/Sを言います。
      植え込んだ植木の大敵は「風」というのは常識です。やっと出てきた細根は成長に必要な水分や養分を一生懸命 吸い上げます。しかし、風で根元がぐらつくと、細根が切れてしまいます。したがって、 風当たりの強い場所などは必ず、支柱で補助することが必要です。
     何の対策もなく普通の風で倒木したということは、手抜き工事といわれても仕方がありません。

     大枝公園の樹木をよく見てみると、左下の写真では分かりずらいのですが、東側公園の北西の入り口付近の築山に植えられている低木も、葉が緑ではなく枯葉になっています。少なくない樹木が枯れているのです。

     造園工事は民間業者が行っていますが、それを監督・管理する者も市職員ではなく、民間会社に丸投げしています。
     ダメが出たら手直しすればいいという安易な考え方が蔓延しているのではないでしょうか。なんでも民間任せでは、責任ある仕事ができなくなり、今後も同じようなことが起こる恐れがあります。