[2017.1.10] -[新守口]
10月19日㈬20日㈭に、平成27年度の決算特別委員会が開催され、一般会計の審査が始まりました。
日本共産党からは、酒井美知代委員が出席しました。
酒井委員の質問、意見の一部を紹介します。
・市民会館あり方検討会について
27年度に4回開催された市民会館あり方検討会で、外部アドバイザーを招いているが、助言を生かした具体的な検討がされているのか質しましたが、「守口駅周辺の全体の計画と合わせて考えていくので場所、規模など具体的な計画はまだ」という答弁に、市民会館建築の具体的な計画を早期につくり実行するよう意見しました。
・地域コミュニティ協議会設立支援業務委託について
これまでの公民館地区運営委員会とは違う新たなコミュニティ組織である地域コミュニティ協議会を設置するため、地域課題の共有や合意形成に向けた会議の開催や、自立運営に向けた指導・支援行うとしてその業務が株式会社関西総合研究所を代表とする共同企業体に委託されましたが、その実態は地域からは職員に説明を求める声も多く、委託会社が計画した、100人委員会は別の形で進められることになったとか、当初16小学校区で設立予定が旧来の19校区出の設置となり、これから統合していくのだなどと報告されました。
また、新たな組織つくりと大義を掲げていましたが、実際の設立総会の案内ポスターには、「名称が変わりました。」という告知の地区協議会も多いことや、従事者の日報に誤解されるような表記があること、何よりこの地域コミュニティ協議会の設置業務は、これまでの経過や地域とのやり取りが分かっている市の職員がする仕事であり、2年間で5千万円もかけての委託は無駄だと、指摘しました。
・ハチの巣駆除について
平成 26 年度まで私 有地内のハチの巣の駆除を無 料で実施されていましたが、平 成27 年4月から、土地の所有 者または管理者に、自らの責 任で行うことになり ました。
なぜそうなったのかと問うと、他市もそうなっているとの答え。しかし、26年には200件以上あったハチの巣駆除、27年度も100件以上の相談が寄せられたのです。業者に依頼すると8千円~数万円かかります。ハチの巣ができるのは自然災害と同じです。迷惑を受けるのはその私有地の所有者だけではありません。ハチの巣駆除は市の責任で続けてほしいと意見しました。
・安否確認ホットラインについて
平成25年度の、施政方針に盛り込まれ、本会議で市長は「市内を巡回している新聞販売店などの協力のもと、配達員の方々にいざというときに本事業を活用していただけるよう連携を図ってまいります。」と答えてスタートした制度ですが、実際に市内の新聞販売店や関電等との協定は平成27年3月末で、巡回業者との提携までに3年もかかったことが分かりました。「守口でも現在検死されてる孤独死が50~60件あり、10年後には倍になるだろう」(検死医談)という状況の中亡くなられてからの発見ではなく、孤独死の未然予防の安否確認ホットラインになるよう求めました。
・あおぞら保育所建設について
久しぶりの公立保育所建設であり、平成28年度には、守口市立の認定こども園第1号となったあおぞら保育所ですが、工事成績評定書品質30点では、全体で83,6点のB評価と高い評価がされているのに、実際には開所した時から、床や窓にトラブルが相次ぎ今だに、
瑕疵担保責任で、補修工事が続いています。0歳1歳の這い這いや歩きはじめの子どもたちがいる施設として、床板の1ミリ2ミリのずれというのは危険であり、補修は一刻も待てないものですが、まだ不十分な状態です。
建設にあたったタツト・建設が契約不履行になった後再度の入札など大変だったわけだが、なぜ、こんなに慌てて建てたのか?入札は正しかったのか?職員は必要以上に子どもの安全を守るために神経を使っていることを指摘しました。
今後の委員会は、11月8日に新庁舎9階の委員会室での開催となります。