こんにちは。守口市会議員団です。
[2016.12.16] -[新守口]
「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨として、「敬老の日」が国民の祝日となったのは、1966年昭和41年です。2003年からはハッピーマンデー制度によって9月の第3月曜に変更され、今年は19日が「敬老の日」でした。
現在71歳を超える方々は、あの悲惨な戦時中また戦後の物のない時代を生き抜いて、復興に尽力され、苦労に苦労を重ねて生きてこられた世代です。
その方たちが、高齢者という年齢に達した現在。敬老の制度はどうなっているのでしょうか?
、医療費は1973年に70歳以上は医療費無料となり、家族に気兼ねなく受診できるようになっていました。しかし1983年2月には、廃止され、2008年には、75歳以上は後期高齢者医療制度として切り離され、、保険料も本人負担になり、受診時にも1割2割負担と有料化が進みました。介護ヘルパーサービスも、市町村が行う措置による支援だったものが、2000年の介護保険制度の導入によって、40歳以上に保険料納入義務が課せられ、利用者は1割負担になりました。高齢者を社会全体が支えるという理念で平等に誰もが受けられるとスタートしましたが、介護度認定によって受けられる介護が年々縮小される改悪も進んでいます。また、増える高齢者施設は株式会社も参入したことで、儲けにならない地域では撤退してしまうという現象も起こりました。施設の利用には高額な費用を要するため、月十数万円の年金生活者が施設利用できない実態も多々みられるなど、高齢者に対して必ずしも優しいとは言えない制度となっています。
全国では、100歳以上が6万5692人と過去最多を
更新しています。守口市でもは今年32人の方が百歳になられて51人となります。 これまで、百歳を祝って、政府から銀杯が贈られましたが、今後も高齢者の増加が見込まれるとして、今年から銀杯ではなく銀メッキを施した合金に変更されました。各自治体での、お祝い金も廃止が進んでいると新聞報道もあります。
守口市では、H17年に財政難のためお祝い金制度が廃止されました。財政が黒字に転じた今こそ、何かお祝いの形を考えるときです。