こんにちは。守口市会議員団です。
[2008.2.5] -[新守口]
明るい大阪民主府政をつくる会(略称 明るい会)は、昨年大阪府民にアンケートを取り組み、約2万通の回答を得ました。
アンケート結果によれば、大阪府政に取り組んでほしいものとして、
①国民健康保険・介護保険の負担軽 減、
②裏金問題・談合など不正の根絶
③同和行政の終結
④医師、看護師不足の解消
⑤大型公共事業の見直し
の5点が上位を占めました。
そして、今の大阪府政については大いに不満と答えた人が61%に達し、大いに満足、ある程度満足と答えた人は合わせても、わずかに7%にとどまっています。
アンケート結果をもとに、「明るい会」は、7つの緊急・200億円プランを発表し、府民の願いにこたえる大阪府政を実現しようと訴えています。
現在の市町村独自の国保減免額が年間95億円、その半額を補助します。必要額50億円
介護利用料を非課税世帯3%にすると20億円、その半額補助で10億円。介護保険料の減免は市町村補助の2分の1で10億円。必要額20億円
現在、0、1、2歳が実施されています。3、4、5、6歳を実施すれば対象は24万人となり、0~2歳までの助成費の比率で試算すれば必要額25億円
大阪府当局試算で、35人学級実現のための人件費は3年生から6年生までで90億円、中学校1年生から3年生までで67億5千万円となっており、小学校3年生までで22億5千万円、中学校1年生分で22億5千万円となっていま す。合わせて必要額45億円
公立高校授業料は国の基準が十一万8千8百円ですが、大阪府は十四万4千円にエアコン代五千四百円が上乗せされています。全日制は十一万人いますが、そのうち2万人が全額免除を受けていますので、3万円*9万人で27億円。半額補助は二千人いますので3000万円が不要となります。必要額30億円
沖縄だけに適用されている「沖縄若年者雇用開発助成金制度」を参考に、大阪府として独自に助成金制度を設けます。沖縄の場合は青年(30歳未満)を正規雇用する中小零細業者に2年間、1人月額 給与の3分の1補助、月10万円上限となっています。同様の制度にすると、年間20億円で2000人の雇用を増やすことができます。
05年度で総額7億円でした。生活保護世帯は増えていますのでその分を見込んで必要額10億円
7つの緊急プランを実現するためには総額200億円かかります。大阪府の一般会計の予算総額は年間3兆円ですから、200億円といえば0.7%にあたります。
その財源は、大型開発の見直し、同和対策事業の終結、大企業への応分の負担でまかないます。
今後の大型開発への大阪府の負担は1113億円です。(表①)この内関西国際空港2期の146億円はストップします。その他の開発も進捗状況をみながら、府民参加で見直します。
大阪府負担 | うち借金 | |
関西空港2期 |
146億円 |
|
阪神高速大和川線 |
426億円 |
192億円 |
箕面森町 |
256億円 |
|
安威川ダム |
275億円 |
93億円 |
モノレール彩都延伸 |
10億円 |
1億円 |
合計 |
1113億円 |
286億円 |
表① 大型開発への大阪府の負担 2008年~2010年
同和対策事業は年間50億円使われていますが、同和問題は基本的に解決されており終結します。
史上空前の利益を上げている大企 業(資本金10億円以上)への法人事業税超過課税を現行の5%から10%に引き上げます。
大型開発の見直しで200億円、同和対策事業の終結で50億円、大企業への応分の負担で100億円の財源を確保し、7つの緊急プランを実行するものです。
政治がかわればくらしがかわります。府民の力で政治を変え、暮らしを応援する大阪府政を実現しましょうと、「明るい会」は、訴えています。