こんにちは。守口市会議員団です。
安倍自公政権が安保関連法(戦争法)を強行後初の国政選挙、衆院北海道5区補選は24日投開票され、市民と野党が共同して推した池田真紀統一候補=無所属新=は自公陣営をあとわずかまで、追いつめましたが、僅差で惜敗しました。当選は自民党公認の新人、和田義明氏でした。
選挙戦は当初、自民党陣営が「弔い合戦」だと圧倒的優位に立っていました。しかし、戦争法廃止などを共通目標にした日本共産党、民進党、社民党、生活の党の野党の選挙協力と市民との共同で、統一候補が実現し、統一候補池田陣営が「全国に代わって戦争法強行の安倍政権に審判を下す」と激しく追い上げ、大接戦を繰り広げました。自公陣営は追い詰められて、政権総がかりで選挙戦を展開しました。
池田氏は、子育ての経験と介護や福祉の現場で弱者に寄り添った活動から、憲法が生きる政治を実現しようと「誰一人置いてきぼりにしない社会をつくる」をスローガンに掲げ、共感を広げてきました。戦争法廃止の野党共闘を求める人たちの声に応え、「戦争させない北海道をつくる市民の会」として、共産党と民進党は①戦争法廃止②立憲主義、民主主義の回復③その姿勢を最後まで貫くの3点で共闘協定を結びました。
池田氏は「本当の子育て支援はすべての子どもたちを戦争に送らないこと」と最後まで訴えぬきました。
一方の自民陣営 和田候補は戦争法にいっさい口をつぐみ、高村正彦副総裁は(国連でどの国も認められている)個別自衛権の問題である北朝鮮の核・ミサイルへの対応を持ち出して、集団的自衛権をカモフラージュし、「民共合作」などと野党と市民を分断しようと躍起になりました。
日本共産党小池書記局長が記者会見 「野党と市民の共同の力示す」
日本共産党の小池晃書記局長は、衆院北海道5区補選の結果を受けて、記者会見で
「選挙結果は残念ですが、当初、自民党圧勝といわれていたものを、横一線の大激戦まで押し上げ、自民・公明をあと一歩のところまで追いつめました。これは、野党共闘の力と広範な市民との共同の力が遺憾なく発揮されたものです。引き続き、参院選に向けて野党間の選挙協力をいっそう強めて、必ず自民・公明と補完勢力を少数派に追い込みたい」と述べました。
衆院京都3区補選 民進・泉氏が当選
不倫が発覚した前議員の辞職に伴う衆院京都3区補選は24日に投開票され、民進党前職の泉健太氏が、おおさか維新の会新人ら5氏を破って当選しました。
自民党は候補者擁立を見送りました。
日本共産党は、京都の民進党が共産党とは「共闘しない」との方針を決めるもとで、5野党合意を誠実に実行し、野党共闘に努力する立場から「自主投票」を表明していました。
泉候補は「平和、立憲主義、生活を守る」と訴えました。