こんにちは。守口市会議員団です。
3月11日、建設文教委員会が行われ、5本の条例案と3つの会計予算案が審議されました。日本共産党議員団から、杉本悦子議員と酒井みちよ議員が出席。杉本議員は、本委員会の委員長として会の運営に携わるため、酒井議員が利用する市民の立場から、以下の質問を行いました。質問の一部を掲載します。
整合性のない駐輪料金設定
『守口市自転車の駐車秩序に関する条例の一部を改正する条例案』は、大日駅周辺の不法駐輪対策として大日駅前の道路4か所に約200台分の自転車ラックをつくるというもので、料金は1時間無料2時間以降12時間で200円、以後12時間ごとに100円を徴収するものです。
自転車駐車については、守口市自転車駐車場条例で、屋内150円屋外100円と定められていることや、現在大日地下の駐輪場で、場外で一日延、500台以上を預かっている事実などを確認し、不法駐輪をなくせるのか、守口市がしている他の駐輪場の料金と整合性がないことを指摘し、賛成しました。
学校施設の有料化
『守口市立学校の施設等の目的外使用に関する条例案』は、議会が告示されてからの追加議案であり、議案説明の段階で、既に利用者に説明会の案内を配布している等の議会軽視が次々と明らかになるという因縁付きの議案でした。
学校運動場や体育館を平成26年度1年間でも1855件、88384人が利用しているという事業で、登録団体については無料というものです。それをコミュニティセンターの有料化にあわせて1時間の単位料金を決めて徴収する、減免・免除もあるとしています。これまで利用調整については校区の利用調整委員会でしていたものを、教育委員会でするというのはせっかく住民自治が根付いているのに逆行ではないかと指摘し、料金の算定式を質問すると人件費や警備代等も加えられており、現行条例の料金の3倍以上になっている。4月から実施に向けては、市民への周知時間も短く、減免の施行規則の整備等準備が十分でないなど、時期尚早なので日本共産党は反対しました。
準備不足の市民球場廃止
『守口市民球場条例を廃止する条例案』は、利用用団体への説明、周知も十分でなく、準備不足の感があり、反対しました。
一般会計予算の問題な支出について
ムーブ21の舞台吊り物設備改良工事や、市営住宅建て替え問題、小中学校の少人数学級実現に向けてなどについて質問し、少人数学級では一学年ずつ増やすことも検討してはどうかと追及しました。
採決では、都市計画道路馬場菊水線の自転車道設置の予算、学校業務になじまない学校の給食調理や校務などの民間委託の予算に対し、反対しました。
全条例、予算とも賛成多数で委員会採択されました。