こんにちは。守口市会議員団です。
今年3月の予算議会で議論になった、京阪土居駅南側にある旧守口保健所について大阪府と守口市の間で締結された売買契約書が明らかになりました。
契約締結の日は3月12日で、予算が付託された総務建設委員会の前日でした。しかし、この契約書の写しは委員会資料として添付されていませんでした。
大阪府は瑕疵担保責任は負わないを明記した契約
売買契約書は第7条の第2項で「乙(守口市)はこの契約締結後、売買物件に数量の不足その他隠れた瑕疵のあることを発見しても、売買代金の減免若しくは損害賠償の請求又は契約の解除をすることができない」としています。
つまり、建物の解体費用は3880万円を予定していますが、何らかの有害物質が含まれていたり、図面や経歴書にない何らかの困難な材料があったりして工事費がふくらんでも大阪府にその責任を問うことはしないし、また、土壌汚染などが見つかっても大阪府に損害賠償請求はしませんということが明記されているのです。一般的な不動産の売買では売主が瑕疵担保責任を負います。それができないというのであれば甲と乙が協議して決めるということくらいは決めておくものです。なぜ守口市はここまで大阪府のご機嫌を取らなければならないのでしょう?
契約後も大阪府の調査に無条件で従う義務が
さらに、第13条では「甲(大阪府)は指定用途に供すべき期間が満了するまでの間(公園として整備して10年間)、売買物件について随時その使用状況を実施に調査し、乙(守口市)に対し必要な報告又は資料の提出を求めることができる。この場合において、乙はその調査を拒み、妨げ、若しくは忌避し、又は報告若しくは資料の提出を怠ってはならない。」とし、第2項で「乙(守口市)は、売買物件を指定用途に供したとき(公園に整備した時)は、速やかに現況写真並びに土地および建物の登記事項証明書を添え、甲(大阪府)にその旨報告しなければならない」としています。
もともと、この物件は大阪府から売却の意思表示があり、かつ守口市が買い取りの前提で話が進んでいたものです。守口市は買い取りを前提にしたうえで活用するために公園課に白羽の矢を立て土居公園を防災倉庫を備えた公園に整備する計画を立てたものです。最初からそのような計画があったものではありません。
にもかかわらず、大阪府は引き渡し後3年以内に指定用途に供しなければならないと指示しているのです。指定用途というのが公園の整備としたのは大阪府ではなく守口市なのです。
不動産鑑定価格から3880万円の解体費用を差し引いた2億3千万円余で守口市に売りつけた上に、その後も10年間、大阪府自らの調査に対し無条件に従うことをも守口市に義務付けているのです。
費用対効果の検討は行われたのか?
物件の買い取りだけで2億3千万円余、31年から3年間で公園の再整備やバーゴラやトイレの新設、防災倉庫の設置などで国の交付基準額は総額で4億円を超えます。
国の負担は4割です。残りは一般財源(市民の税金)と地方債(借金)で賄います。
突然降ってわいたような土居公園の再整備計画。費用対効果の検討はいったいどの段階で行われたのでしょうか?この物件買取のため国の交付金を目当てに土居公園だけでなく道路整備や、地域創造支援事業、まちづくり活動推進事業など、いくつかのメニューを行うことになっています。
北方四島ビザなし交流の訪問団の一員として同行した日本維新の会の丸山穂高衆院議員が、公式行事が終わった11日夜、国後島の施設「友好の家」で懇談中、元国後島民の大塚小彌太団長に酒に酔って暴言。
丸山議員「戦争でこの島を取り返すことは賛成ですか?反対ですか?」
団長「戦争で?」
丸山「ロシアが混乱しているときに取り返すのはOKですか?」
団長「戦争なんて言葉は使いたくないです。使いたくない」
丸山「でも取り返せないですよね?」
団長「いや、戦争はすべきではない」
丸山「戦争しないとどうしようもなくないですか?」
団長「いや、戦争は必要ないです」
丸山議員は、13日夜になって、東京・赤坂の議員宿舎で記者団に対し、北方領土問題の解決方法を巡り「戦争」に言及した自らの発言について「政治家という立場でありながら、不適切な発言だった。元島民に配慮を欠いた」と非を認めましたがネット上では「これまでの歴代の首相が平和外交で地道に積み重ねてきた領土交渉を台無しにする極めて重大な問題だと思う。維新はそのために(戦争のために)改憲をしようとしているのかと思ってしまう。」「個人の思想や発言ではありませんよね、『維新の会』の公の主義主張に基づいていたんじゃないでしょうかね。仲間内の会合では何度も話されていて自然に口から出たんでしょう、本音ですから。政治家でしょ、一度発した本音を撤回するな。」等々…批判の声があがっています。
[2019.5.20] -[新守口]
内閣府が13日発表した3月の景気動向指数(2015年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比0・9ポイント低下の99・6となりました。基調判断は13年1月以来、6年2カ月ぶりとなる「悪化」に引き下げました。景気がすでに後退局面に入った可能性が高まりました。安倍政権は10月に消費税を10%に増税しようとしています。景気悪化の可能性を否定できなくなったもとでの消費税増税はかつてない無謀な政策です。
「悪化」の定義は「景気後退の可能性が高いことを示す」もので、6段階の基調判断のうち最も低い判断です。これまでの「景気回復」が昨年10月に山を越えて下降し始め、その後も下向き圧力が強まっていることをうかがわせています。
景気の現状を示す一致指数は9項目の指標で構成されます。このうち生産指数など六つの指数がマイナスとなりました。政府は一致指数をもとに景気の基調判断を下します。
政府は第2次安倍晋三政権発足の12年12月以来、景気拡大が続いているとしてきましたが、内閣府は景気動向指数の基調判断を1月に「下方への局面変化」に下方修正しました。「景気の山がそれ(該当月)以前の数カ月にあった可能性が高い」ことを示しています。景気動向指数の基調判断が「悪化」になった場合に、政府が景気回復の認識を示したケースはありません。
景気動向指数の基調判断は生産、在庫、投資、雇用、消費など幅広い経済部門の指数の変化によって「改善」「上方への局面変化」「足踏み」「下げ止まり」「下方への局面変化」「悪化」と区分されています。政府の月例経済報告の基調判断に政治的意図が反映するのとは対照的に、客観的・自動的に基調判断が下されるのが特徴です。
[2019.5.17] -[新守口]
グランドオープンから1か月の大枝公園
東側パークセンター前の樹木が倒れ、築山の低木が枯れて
大枝公園は、西側エリアの先行オープンに続き東側エリアが完成し、3月31日にグランドオープンしました。
大枝公園は平成26年度から基本設計などが行われ、平成30年度まで総費用26億3千万円余をかけてリニューアルが行われました。国等からの交付金8億2千500万円、市民の税金(一般財源)3億3千800万円、地方債(借金)14億7千万円という内訳です。
東側の公園エリアにかかった経費は、約6億4千万円に上ります。
グランドオープンから1か月が過ぎた5月初めに、東側パークセンターの入り口にある樹木のうち1本が倒れ、もう1本が大きく傾いて倒れ掛かっており、ロープで支えられています。
管理事務所(指定管理者:一般財団法人 大阪スポーツみどり財団)の職員によれば4月30日の強風で傾き、5月2日の強風で倒れてしまったということです。また、「支えが役に立たなかった」とも話しています。
4月30日は降雨量17mm、北東の風、平均風速3.3m/S最大風速 5.2m/Sで、4月27日のほうがそれぞれ3.9 m/S7.7 m/Sで風速は強かったのです。最大瞬間風速を見ても、30日は8.9m/Sで27日は14.7m/Sと、27日のほうが風速としては圧倒的に強かったことがわかります。そして、5月2日は西南西の風で、取り立てて風が強かったというデータはありません。倒木も、傾いた樹木も南西の方角ですから、風による被害というのであれば30日の、北東の風によるものでなければなりません。
気象庁の定義では「強風」とは、13.9~17.1 m/Sを言い、「暴風」とは28.5~32.6m/Sを言います。
植え込んだ植木の大敵は「風」というのは常識です。やっと出てきた細根は成長に必要な水分や養分を一生懸命 吸い上げます。しかし、風で根元がぐらつくと、細根が切れてしまいます。したがって、 風当たりの強い場所などは必ず、支柱で補助することが必要です。
何の対策もなく普通の風で倒木したということは、手抜き工事といわれても仕方がありません。
大枝公園の樹木をよく見てみると、左下の写真では分かりずらいのですが、東側公園の北西の入り口付近の築山に植えられている低木も、葉が緑ではなく枯葉になっています。少なくない樹木が枯れているのです。
造園工事は民間業者が行っていますが、それを監督・管理する者も市職員ではなく、民間会社に丸投げしています。
ダメが出たら手直しすればいいという安易な考え方が蔓延しているのではないでしょうか。なんでも民間任せでは、責任ある仕事ができなくなり、今後も同じようなことが起こる恐れがあります。
[2019.5.17] -[新守口]
第90回メーデー
安倍政治サヨナラの声響かせ
第90回の節目のメーデーが開催されました。
本来なら1920年の第1回メーデーから数えて100回となるはずでした。しかし、二・二六事件の起きた1936年から敗戦の45年までの10年間、日本軍国主義の下でメーデーは禁止されました。40年には、全ての労働組合が解散させられ、「大日本産業報国会」という戦争協力機関がつくられました。「平和なくして労働組合運動なし」―痛苦の教訓を忘れてはなりません。
安保法制=戦争法の強行「専守防衛」の建前すら投げ捨てる大軍拡、沖縄・辺野古での米軍新基地建設の推進、メディア支配、そして9条改憲―。ウソと強権の暴走政治を続ける安倍晋三首相の野望は、新しい軍国主義とファシズムへの国家改造に他なりません。
8時間労働制を求める労働者の国際連帯の日として始まったメーデーは、日本では生活と権利の向上とともに平和と民主主義を高く掲げた国民的デモンストレーションとしてたたかわれてきました。
民主主義の基本が破壊され、「戦争する国」への暴走が加速している今、メーデーと労働組合運動の真価が問われています。メーデーから続く「5・3憲法集会」へと、「安倍9条改憲阻止」へ取り組みを大きく進める時です。
第90回大阪メーデーが5月1日、大阪市北区の扇町公園で開かれ、雨の中、「8時間働いて普通に暮らせる賃金を」「いのち、くらし、平和を守るまともな政治を」などの横断幕、プラカードが並ぶ会場に3500人が参加しました。 日本共産党の柳利昭府委員長、清水忠史衆院議員、たつみコータロー参院議員、とともに登壇した山下よしき副委員長・参院議員は、市民と野党の共闘が大きく動いた衆院大阪12区補選にふれて、「市民と野党の共闘を何としても成功させ、多くの国民に安倍政治に代わる希望ある政治へのメッセージが届くよう全力を尽くす」と訴えました。
杉本えつ子守口市議、大藤みつ子、酒井みちよ、まさき求の各前守口市議も参加しました。
憲法守る行動多彩に
総がかり 2万人つどう
大阪市北区の扇町公園で「5・3輝け憲法!平和といのちと人権を!おおさか総がかり集会」(主催・おおさか総がかり行動実行委員会)が開かれ、2万人が参加しました。集会後、3コースに分かれてパレードしました。
二宮厚美神戸大学名誉教授がゲストスピーチし、安倍首相が狙う改憲をめぐる情勢やアベノミクスの破たんなどについて指摘。参院選の1人区で野党共闘が成功すれば国会で3分の2以上を狙う改憲派の野望は打ち砕けると強調しました。
日本共産党、立憲民主党、社民党の代表があいさつ。日本共産党の山下よしき副委員長・参院議員が「3000万人署名を大きく成功させ、市民と野党の共闘で自公と維新を少数に追い込み、安倍政権もろとも9条改憲のたくらみを葬り去ろう」と訴えました。
日本共産党の清水ただし衆院議員、たつみコータロー参院議員、無所属で衆院大阪12区補選をたたかった宮本岳志前衆院議員も参加しました。