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    新守口No.2530 2021.11.7 人件費は削減されたが変わって委託料が増嵩‼

    [2021.12.2] -[インフォメーション新守口]

    人件費削減は経常収支を改善するは、まやかしであったことが明らかに

     自治体の財政を分析するのにはいくつかの指標があります。近年は、「財政健全法」に基づく健全化判断比率・資金不足比率などがクローズアップされていますが、それだけで自治体の財政が判断できるものではありません。
     主要な財政指標の一つに、経常収支比率というものがあります。経常収支比率とは、地方税や地方交付税、地方譲与税を中心とする一般財源収入の中で、人件費や扶助費、公債費等の義務的に支払わなければならない経費がどの程度の割合を占めているかをしめす指標で、この数値が高くなるほど新規の事業などを行う余裕がなくなっていくことを示しています。

        西端市長の就任から現在までの決算における経常収支比率  
    区   分 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 R1 R2
    経常収支比率(%) 100.7 96.9 97.0 96.2 100.7 100.5 100.5 99.5 99.5
      うち人 件 費 29.9 26.9 26.0 23.9 23.5 22.0 20.4 18.4 16.7
    うち扶 助 費 15.4 15.5 16.4 17.0 19.5 21.9 23.5 22.2 22.0
    うち公 債 費 18.7 18.1 16.7 16.3 17.9 16.9 16.5 17.5 16.6
    うち物 件 費 11.0 12.3 12.7 13.6 14.7 14.0 14.3 15.0 15.7
    うち補 助 費 等 9.3 8.0 8.6 12.3 12.4 12.1 11.6 12.1 13.4
    うち繰 出 金 15.8 15.5 15.9 12.3 12.1 13.1 13.4 13.7 14.5
    実質公債費比率等 8.2 8.1 7.6 7.1 7.0 7.0 7.2 6.8 6.7
                           
        主な経常経費の推移                    単位百万円  
    区   分 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 R1 R2
    生活保護費 9,630 9,956 10,953 11,021 10,920 10,804 10,478 10,261 9,696
    人件費 9,762 9,038 8,859 8,495 7,917 7,631 7,159 6,622 5,386
    委託料 2,790 2,776 3,095 3,684 3,888 3,713 3,883 4,827 6,137

     守口市の平成24年度から令和2年度決算までの経常収支比率の推移は上の表のとおりです。
     バブル崩壊以後多くの自治体が投資的経費の捻出が困難になり、経常収支比率を下げるためには人件費の削減だと、職員給与等の削減に手を付けました。守口市は西端維新市長になってからその急先鋒の役割を果たしてきました。
     市長就任時には96億円余あった人件費が職員削減等により昨年度決算では54億円弱まで削減されました。経常収支比率に占める割合も30%弱から16.7%にまで引き下げられました。
     しかし、経常収支比率はほぼ横ばいで、一向に「改善」される様子がありません。
     上の表の推移を見てみると、平成24年度に11%であった物件費が、昨年度には15.7%にまで上昇している物件費が「改善」を阻害しているいち因であることがわかります。特に委託料です。28億円弱であった委託料は昨年度には61億円以上です。(尤も昨年はスーパープレミアム券発行などの一時的な委託料もありますので注意が必要です)
     委託料は年々増加していますが、清掃費や、総合窓口、税などの市が行う義務のある事業を民間に委託していますから委託料が必要になります。人件費を安い民間労働者に入れ替えても、事業が続く間は費用が必要です。
     職員を削減して人件費を切り下げてもその代替は必要であり、結局、経常収支比率は驚くほど「改善」はされないことを守口市の結果が示しています。

    新守口No.2529 2021.10.31 これでも東証一部上場企業か‼不誠実極まりない共立メンテナンス

    [2021.12.2] -[インフォメーション新守口]

    日程調整していながら審査日すべてに欠席・容認できないと府労委

     昨年3月に13人の指導員の雇い止めが不当だと大阪府労働委員会に救済を申し立てしていた事件の救済命令書が、10月14日、大阪府労働委員会から守口学童指導員労働組合に手渡されました。
     前号では1年間の有期雇用であっても、基幹的役割を担っていることにより、契約更新の期待権があるとされたことをお知らせしました。
     今週は、争点のもう一つの柱である「組合員10名の雇用契約が令和2年3月31日をもって終了したことは、組合員であるが故の不利益取扱い及び不当労働行為救済申立てを行ったことを理由とする不利益取扱いに当たるとともに、組合に対する支配介入に当たるか。」という点についての府労委の判断をお知らせします。

     府労委は、共立メンテナンスが、あくまでも契約期間の終了であり、組合員を排除したものではないと主張するのに対し、証拠と証言を丁寧に検討したうえで「本件組合員10名には、雇用契約が更新されることにつき、合理的期待が存在したとみるのが相当であり、そうすると、会社が本件組合員10名の雇用契約を終了させるには、合理的な理由が必要であるというべきところ、会社が雇用契約を終了させる理由としていると解される注意書は、合理的な理由にはならない。そして、会社は、雇用契約更新につき、組合活動を行っていた組合員を標的として雇用契約を更新しておらず、そうすると、組合活動を行っていた本件組合員10名は、その組合活動を理由として雇用契約を終了としたとみるのが相当である。加えて、組合と会社とは、組合の要求書に対する対応を巡り対立関係にあったといえ、以上のことを総合的に判断すると、会社が、本件組合員10名の雇用契約を終了としたのは、会社の組合嫌悪意思によるものとみるのが相当である。」と、断罪しています。
     また、共立メンテ側が主張する委員長以外の組合員を知らないため「組合員であるが故に雇止めしたのではない」という言い分に対しても詳細に検討を加えたうえで共立メンテが「委員長以外の役員及び組合員の存在は不知であるとの会社主張は採用できない」と、厳しく指摘し、「会社は、契約更新について、組合員を有意な差をもって取り扱っていたといえる。会社は、組合活動を行っていた組合員や雇用期間中に新たに組合に加入した組合員を標的として、契約更新しなかったとみるのが相当である。」と、組合員に対する不利益扱いであり、組合に対する支配介入であると厳しく指摘しています。
     さらに、令和元年9月11日に組合が府労委に対して団交拒否に対する救済申し立てを行ったことに対して、報復的な雇止めを行ったと指摘し、組合に対する不当な支配介入であると断罪しています。
     また、府労委は、わざわざ「本件審査手続きにおける経緯について」という項目を起こして、
     会社は、第1回調査期日を欠席したため、同日、事務局職員が、会社代理人である総務部長に架電し、第1回調査期日における担当審査委員の発言を伝え、当委員会は会社に対し、通知書及び求釈明を送付し、調査期日への出席と答弁書の記載内容も踏まえた上で行われた求釈明に回答するよう求めた。
     会社は、会社とも日程調整した上で設定した令和2年10月22日の第2回調査期日を欠席した。  会社は、会社とも日程調整した上で設定した令和2年12月2日の第3回調査期日を欠席した。
     会社は、会社とも日程調整した上で設定した令和3年1月22日の第4回調査期日を欠席した。
     会社は、会社とも日程調整した上で設定した令和3年4月6日の第1回

    パナソニック工場跡地大型商業施設が着工  モノレール新駅は市民のためか企業のためか

    [2021.12.2] -[インフォメーション新守口]

     三井不動産は10月14日、大阪府門真市の「(仮称)門真市松生町商業施設計画」の起工式を行ったと発表しました。商業施設の開業は2023年春を予定しています。
     住宅街区では、三井不動産レジデンシャル株式会社(所在:東京都中央区、代表取締役社長:嘉村 徹)が11階建て・155戸(予定)の大規模分譲マンションの開発を行い、2023年度の竣工・入居開始を目指します。また、その他の街区には、コストコホールセールジャパン株式会社が世界約810ヶ所で展開する会員制倉庫型店舗「コストコホールセール」、門真市に本社を置く東和薬品株式会社の事業所が進出します。
     守口市と門真市は、大阪モノレール南へ延伸を受けて両市の負担で新たなモノレールの駅を設置するとしています。
     「大規模工場の土地利用の転換に合わせて門真市駅から仮称門真南駅の間に新たに駅を設置することにより交通利便性の向上に加え、周辺地域への発展など守口市と門真市のまちづくりを大きく進めていくことを目的としております。」(門真市まちづくり部長)
     現在の予測では、両市で77億円の事業費が必要と見積もられています。この金額から国等の補助金を差し引いた残りの50%を守口市が負担することになります。門真市内の商業施設と、守口市のまちづくりとどのような関係があるのか具体的な説明が求められます。

    新守口No.2528 2021.10.24 守口学童指導員不当解雇問題 府労委命令で共立メンテナンスを断罪

    [2021.12.2] -[インフォメーション新守口]

    全員の職場復帰、未払い賃金を支払え、謝罪せよと語調厳しく、

     昨年3月に13人の指導員の雇い止めが不当だと大阪府労働委員会に救済を申し立てしていた事件の救済命令書が、10月14日、大阪府労働委員会から守口学童指導員労働組合に手渡されました。
     命令書の主文は、
     共立メンテナンスは
    ①申し立て組合員を職場に戻し、就労していれば得られたであろう賃金相当分を支払わなければならない。
    ②団体交渉要求に応じなければならない。
    ③「執行委員長水野直美様
    株式会社共立メンテナンス代表取締役中村幸治
     当社が行った下記の行為は、大阪府労働委員会において、労働組合法第7条に該当する不当労働行為であると認められました。今後、このような行為を繰り返さないようにいたします。

    (1)当社が、貴組合員A氏、同B氏、同C氏、同D氏、同E氏、同F氏、同G氏、同H氏、同I氏及び同J氏の雇用契約を、令和2年3月31日をもって終了としたこと(1号、3号及び4号該当)。
    (2)当社が、貴組合からの令和2年2月5目付け要求書、同年3月2日付け要求書、同、月9日付け要求書、同月25日付け要求書、同年4月1日付け雇止め撤回要求書及び同月30日付け要求書に係る団体交渉申入れに応じなかったこと(2号及び3号該当)。」と、いう文書を速やかに手渡すとともに、その文書を縦2メートル横1メートルの白い板に明瞭に記載したものを、共立メンテナンスの本社、関西支社、守口営業所の従業員の見やすい場所に4週間掲示しなければならない
    と、しています。

     命令書は争点の一つとして、組合員10名の雇用契約が令和2年3月31日をもって終了したことは、組合員であるが故の不利益取扱い及び不当労働行為救済申立てを行ったことを理由とする不利益取扱いに当たるとともに、組合に対する支配介入に当たるか。をあげて、組合側、共立メンテ側双方の言い分を列挙した上で詳細に検討を加えています。

     そして、指導員は1年間の有期雇用契約ではあるが、「有期雇用契約であっても、本件組合員10名が契約更新されることにつき合理的な期待が認められる場合は、契約更新されないことによって、同人らは、身分上及び経済的不利益を被ったというべきである」とし「本件児童クラブの運営には、指導員が必要不可欠であるといえ、本件組合員10名が従事していた指導員業務は、会社が受託した本件児童クラブの業務において恒常的に必要なものであったといえる。」と述べ「一方、本件児童クラブの指導員に会社の正社員がいたとの疎明はなく、これらのことからすると、会社が本件児童クラブを運営するにつき、本件組合員10名は、基幹的な役割を担っていたといえる。」と共立メンテが運営する児童クラブには、契約期間の定めのない、いわゆる「正社員」が一人もいないことから、有期雇用契約社員が基幹的役割を担っていたことを明言したうえで、さらに、守口市との契約に際して「支援員の雇用に当たっては、①長期的に安定した形態とすることが求められる旨の記載があること、②特記仕様書には、『現在、市が運営する入会児童室に従事する指導パートナー等のうち、民間委託後も引き続き従事しようとする転籍希望者は必ず雇用すると事業者が示した決定方針については、誠実に履行すること』との条項があったこと、が認められ、…守口市が本件児童クラブを運営していた当時から本件児童クラブで就労していた指導員にっいては、会社が本件児童クラブ業務を行っている間は、継続的に就労できると期待するような状況にあったといえる」と、結論付けています。
     これまで守口市は、民間企業の労使関係として関わることを避けてきましたが、指導員雇止めが不当であるという理由に守口市が大きく関与している運営指針や、特記仕様書に明記されていることが列挙されたことにより、いつまでもかかわりを避けることはできなくなりました。指導員の雇用に守口市にもその責任が問われているのです。今後、守口が責任をもって関与することが必要になりました。

     

    守口市令和2年度決算 人件費、生活保護費減、それでも改善しない経常収支比率

    [2021.12.2] -[インフォメーション新守口議会報告]

     守口市は、令和2年度決算の概要の中で、「人件費は、63億354万円で対前年度比5億6千406万円の減。少数精鋭組織を目指した定員適正化計画等を踏まえた常勤及び再任用短時間職員数の減や、退職者数の減に伴う退職手当の減によるもの。」「生活保護世帯の減少や適正化に努めたことに伴い生活保護費が5億7千524万円の減でした」と、人件費、扶助費のうち生活保護費が減少したとしています。
     経常収支比率という指標があります。守口市が経常的に支出するお金を経常的に入ってくるお金でどれくらい賄っているかという指標です。
     当初のもりぐち改革ビジョン(案)や、改訂版でも、平成32年度(令和2年度)には経常収支比率を95%にすると目標を定めていました。
     経常的支出に占める最もその割合が大きいのが人件費と扶助費、その中でも生活保護費です。
     西端市長の最初の決算平成24年度は100.1%でした。令和2年度決算では99.5%で、0.6%下がったにすぎません。人件費は減少していますが、目に見えるのはそれだけです。
     扶助費は生活保護費が減少してもそれ以外のものが増額されています。扶助費の占める割合が20%を超えたのは平成29年度が初めてです。それどころか、平成13年度までは10%未満だったのです。平成29年度から西端市長の単独事業での扶助費の増加が経常収支比率を引き上げています。さらに、人件費削減を行った結果、民間委託が促進されたことによる物件費の増加も経常収支比率を引き上げています。

      西端市長時代の経常収支比率の推移 単位  %
      H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 R1 R2
    経常収支比率(%) 100.7 96.9 97.0 96.2 100.7 100.5 100.5 99.5 99.5
      人 件 費 29.9 26.9 26.0 23.9 23.5 22.0 20.4 18.4 16.7
    扶 助 費 15.4 15.5 16.4 17.0 19.5 21.9 23.5 22.2 22.0
    公 債 費 18.7 18.1 16.7 16.3 17.9 16.9 16.5 17.5 16.6
    物 件 費 11.0 12.3 12.7 13.6 14.7 14.0 14.3 15.0 15.7
    補 助 費 等 9.3 8.0 8.6 12.3 12.4 12.1 11.6 12.1 13.4
    繰 出 金 15.8 15.5 15.9 12.3 12.1 13.1 13.4 13.7 14.5

    新守口No.2527 2021.10.17 令和2年度決算 借金残高は11億2千万円増

    [2021.12.2] -[インフォメーション新守口議会報告]

    令和2年度決算 実質単年度収支1億4千万円の黒字
       借金残高は11億2千万円増加し631億円へ

     守口市令和2年度の決算の概要が発表されています。「実質収支が18億9千7百70万円万円の黒字となり、

    ・その実質黒字の一部は、将来への備えとして財政調整基金に3億円、減債基金に11億円を積み立てました」と、守口市の財政には何の不安もないかのように喧伝しています。
     しかし、単年度収支で見ればこの年度には1億2百万円の黒字を生んでるにすぎません。
     昨年度は、8億7千3百万円の黒字を生んでいましたから、令和2年度はずいぶん黒字の幅が落ち込みました。
     また、市債残高は、一般会計ベースでは、629億2千万円余としていますが、他の自治体との比較が容易になるように総務省が定めた全国統一基準の普通会計ベースでは631億円超と、平成29年度決算並みに増加しました。
     決算カードを見れば、借金返済額が53億8千7百万円で、新たな借金が61億2千5百万円ですから、ますます借金残高が増えるのは自明の理です。
     加えてこの年度は土地の売却などの財産収入が27億円超ありました。このお金は、施設整備基金や新たな基金をつくって積み立てましたが、これまで学校跡地や公民館跡地を売却して得たお金を貯めこんでいた基金から5億5千7百万円取り崩しています。
     土地の切り売り収入と借金頼みの財政運営に変わりはありません。

    H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 R1 R2
    49,839 49,528 47,221 46,760 47,398 48,619 47,309 50,352 53,210 58,835 61,343 60,840 63,802 62,554 61,985 63,102
    喜多市長     西口市長       西端市長                

    新守口No.2526 2021.10.10 日本共産党杉本議員がコロナ対策・3歳児の保育園入園について一般質問

    [2021.11.30] -[インフォメーション新守口議会報告]

    コロナ対策大阪府に丸投げ、独自の検査体制やる気なしが明らかに

     9月30日守口市議会9月定例会最終日、日本共産党の杉本悦子市議会議員が一般質問を行いました。その要旨を紹介します。

    まず、コロナ対策についてお伺いします。

     1点目は、守口市内のコロナ陽性者について、大阪府発表の新規陽性者と累計だけでなく、市民が客観的かつ正確な判断をするために、回復した

    人、自宅やホテルでの療養者数、重症者数、亡くなられた方の人数などの情報提供も必要と思われます。守口市として把握ができているのでしょうか。

    答弁(要約)
     自宅療養者は避難所の関係で把握しているが、風評被害などを考慮し非公表。公表する考えはない。

     2点目は、自宅療養者に、医療の手が届いているのかということです。いま、自宅療養中に悪化して、重症化し、最悪の場合なくなる方も出ています。重症化を防ぐために、守口市独自で医師会と協力して、地元の医師や看護師が自宅療養者を訪問して、体調確認をする体制を早急に作るべきだと考えますがいかがですか。
    答弁(要約)
     大阪府が権限を持っている。守口市独自で行う考えはない。

     3点目は、夏休みが終わり、学校や保育施設での感染拡大による休校・休園が増加し、その原因は家庭に感染が多いとされています。
     これらの対策は、無症状の陽性者を発見して、行動自粛の隔離生活をしていただくことで、感染拡大防止をすることです。それには、PCR検査を無料で、いつでもどこでも何度でも受けられる体制が必要です。保育施設や学校で、一人でも陽性者が発生したら濃厚接触者だけでなく施設全体やクラス全員を検査して、無症状の陽性者に、隔離しての行動自粛をしていただいて、感染拡大を防ぐことが必要です。いかがお考えですか。
     4点目は、何度も要望していますが、保育・教育施設で保護者も含めて定期的にPCR検査をすることは、感染蔓延を防ぐ重要な対策だと思われますが、その実現についてどうお考えですか。
    答弁(要約)
     公立認定こども園では判明後3日間休園して消毒や濃厚接触者など保健所の指示に従って行っている。民間園も同様の対応を行っている。普段から検温・消毒等で対応している。市としてPCR検査は考えていない。
    教育委員会答弁(要約)
     市独自でのPCR検査拡大は考えていない。

     次いで、小規模保育園から、保育園や認定こども園への入園を希望する3歳児の全児入園実現に向けてお尋ねします。

     来年度の入園申請の1次選考が、10月に始まりますが、今、ホームページで公開されている「受入可能枠」一覧表で、3歳児については30園中19園も受け入れゼロになっています。
     小規模保育園に在籍している保護者は、来年度の保育が決まるのか大きな不安を抱えています。
     現在、2歳児は市内の小規模保育園と認定こども園そして保育園に755人、市外の施設に33人の計784人が在籍しています。4月から3歳児として入園できる受け皿は、認定こども園と保育園の2号枠あわせて、614人です。170人分も受け皿が不足しています。保育が必要で現在784人の2歳児が認定こども園や保育園そして、小規模保育園で生活しています。この784人すべてが4月には3歳児となって2号枠で入園できなければ、たちまち困ってしまいます。3歳児から2号枠で預けようとされる方もいることを考えると170人以上の3歳児の2号枠の受け皿が必要です。

     3歳児の壁はまだまだなくなりません。どのような対策をお考えですか。
    答弁(要約)
     3歳児の入園について年々ニーズが増加している。受け皿拡大を行っているところだ。小規模保育園と認定こども園の連携を強化し、補助制度などで子育て世代のために強力に働きかけている。可能な限りきめ細やかな利用調整に努める。

    学童保育支援員不当解雇裁判 ㈱共立メンテナンス      欠席の中、口頭弁論

    [2021.11.30] -[新守口]

    学童保育の裁判は、昨年11月11日以降緊急事態宣言などの影響でWEB開催でした。10ヶ月ぶりの法廷での期日に被告の(株)共立メンテナンスの姿はありませんでした。欠席したのです。
     裁判官の「予定通り口頭弁論をしますか。」の問いに、はいと応え、弁護団代表が弁論しました。
     その内容は被告の主張は、訴訟になってから知り得た理由を後から後から雇い止め理由に追加するもので、客観的に合理的な理由、社会的相当性が存しないことを主張したもので、原告らの雇い止めが無効であることは明らかになったことを証拠を示して主張しました。加えて、雇い止めから1年半が過ぎ、被告の業務委託契約期間の24年3月までに職場復帰できなければ、守口市で長年働き就労継続を望んでいる実質的な権利の実現は図れないので、迅速な手続きの必要性を訴え、次々回には尋問期日を入れる進行を要望しました。
     裁判終了後、協議が行われたので、約1時間後~報告集会が始まりました。傍聴には45人、集会にも、50人近い支援者が駆けつけ、原告は大いに励まされ、何としても復帰を勝ち取りたいと決意を新たにしていました。次回は11月10日WEBによる進行協議で、判決か和解かを判断して上で、尋問に移っていくようです。

    政権協力で合意 共産・志位委員長と立民・枝野代表が会談

    [2021.11.30] -[新守口]

     日本共産党の志位和夫委員長と立憲民主党の枝野幸男代表は30日、国会内で会談し、左記の3点で両党が協力することで合意しました。会談には日本共産党の小池晃書記局長、立憲民主党の福山哲郎幹事長が同席しました。
     志位氏は「今回の党首合意は、市民と野党の共闘を大きく発展させる、画期的な内容になったと思います」と述べ「とくに『新政権』において両党が協力していくことが合意されたことは極めて重要な前進です。心からうれしく思っています」と語りました。

    党首会談での合意事項
     両党は以下の点を協力することで合意した。
    1、次の総選挙において自公政権を倒し、新しい政治を実現する。
    2、立憲民主党と日本共産党は、「新政権」において、市民連合と合意した政策を着実に推進するために協力する。その際、日本共産党は、合意した政策を実現する範囲での限定的な閣外からの協力とする。
    3、次の総選挙において、両党で候補者を一本化した選挙区については、双方の立場や事情の違いを互いに理解・尊重しながら、小選挙区での勝利を目指す。

    新守口No.252502021.10.3 新型コロナ感染症対策に5億5千万円、土地の買収に3億円

    [2021.11.30] -[新守口議会報告]

    守口市一般会計補正予算(第6号)
    新型コロナ感染症対策に5億5千万円、土地の買収に3億円

     令和3年9月議会に提案された補正予算(第6号)の徳永家建物寄贈による土地の買収以外の部分についてお知らせします。
     なお、コロナ感染症対策関連予算は左表にその概要を掲載していますので省略します。

    新型コロナ感染症対策   事業活動継続支援金事業(第2弾) 123751千円  
      申請期間:令和3年 12 月1日から令和4年2月 28 日まで(予定) 対象要件: ① 令和3年1月以降のいずれかの月の売上額が前年又は前々年の同月比で 30%以上減少していること 
      ② 国からの支援金、大阪府からの協力金を受給していないことなど
      給 付 額: ① 法人 20 万円
      ② 個人事業主 10 万円
    ものづくり企業等経営持続助成金事業  105534千円  
      申請期間:令和3年 12 月1日から令和4年2月 28 日まで(予定) 対象要件 ① 主たる事業として製造業、卸売業のいずれかを営ん でいること
      ② 業種別ガイドラインの遵守徹底に資する事業を実施し、又は実施予定であることなど
      給 付 額 ① 製造業 従業員 20 人以下の事業所 1事業所あたり 10 万円
      従業員 20 人超の事業所 1事業所あたり 20 万円
      ②卸売業 従業員5人以下の事業所 1事業所あたり 10 万円
      従業員5人超の事業所 1事業所あたり 20 万円
    キャッシュレス決済普及促進ポイント還元事業(第2弾) 313391千円
      新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受けている市内中小事業者に対する消費喚起の促進を図り、地域経済を下支えするとともに、感染リスク低減を図る非接触型のキャッシュレス決済の更なる普及を図るため、市内対象店舗でのキャッシュレス決済による買い物に対し、30%分のポイント還元を行い、ひいては市民生活を支援します
     
     
    新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金支給事業 6755千円  
      国が当該支援金の申請期限を8月末から 11 月末まで3箇月間延長したことに伴い、申請に係る受付、求職活動の相談等の委託事務も同様に延長します
     
     
    健康管理システム改修業務委託事業  712千円  
      新型コロナワクチンの予防接種情報について、マイナンバー制度を活用し、マイナポータルで閲覧できるようシステムを改修しま
    550143千円  
             
    補正予算に計上されているコロナ感染症対策の概要と予算額

    〇もりぐち児童クラブ守 口入会児童室整備工事 及び工事監理業務委託
       3千百34万7千円
    利用児童数が増加している守口小学校の入会児童室における施設面での環境を改善するため、新たにクラブ室を整備。
    ※2箇年度に渡るため、債務負担行為を設定。
    〇わかくさ・わかすぎ園 空調設備更新工事及び 実施設計業務委託
         1千百86万円
    わかくさ・わかすぎ園の空調機器が経年劣化により一部故障したため、更新工事を実施。また、同時期に設置した他の空調機器についても老朽化による故障が想定されるため、事前に取替工事を実施するにあたり、実施設計を行う。
    〇大阪モノレール新駅設 置に係る施工認可変更 図書等作成業務負担金     百68万4千円
    大阪モノレール株式会社と国との事前協議の結果、現在進めている当該新駅設置に係る施工認可変更図書等作成の業務を一部前倒して実施する。
    ※3箇年度に渡るため、債務負担行為を設定。

    債務負担行為の補正(追加)
    (1) 守口市コミュニティセンター指定管理事業(追加分)
     現在建設中の西部コミュニティセンターレクリエーションホールが、今年12月に竣工し、その後の運営管理を南部エリアの現指定管理者に行わせる。
    ①期間:令和4年度まで②限度額:1千百29万8千円
    (2) もりぐち児童クラブ守口入会児童室整備工事監理業務委託事業
    (3) もりぐち児童クラブ守口入会児童室整備工事
     整備工事が2箇年度にわたるため、債務負担行為を設定する。
    ①期間:令和4年度まで
    ②限度額:
    (工事監理)
        5百97万2千円
    (整備工事)
    1億1千9百41万6千円
    (4) 大阪モノレール新駅設置に係る施工認可変更図書等作成業務負担金事業(追加分)
    ①期間:令和5年度まで
    ②限度額:2千3万6千円

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