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    新守口No.2483 2020.11.22 共立メンテナンスが証拠を捏造?して正当化を図る

    [2020.12.1] -[インフォメーション新守口新着情報]

    学童保育指導員雇止め撤回裁判
      共立メンテナンスが証拠を捏造?して正当化を図る

     11月11日、大阪地方裁判所で守口学童指導員の雇止め事件の第4回口頭弁論が行われました。
     共立メンテナンスはその中で荒唐無稽のことを言い出しました。「守口学童保育連絡協議会という団体が共立メンテナンス憎し、共立メンテナンスは学童保育をやる資格がない。一刻も早く撤退させなければならないという方針を、正式に掲げて運動している団体で、指導員たちもその団体に加入して運動しているから雇止めしたといっている」(裁判報告集会での弁護士の報告)というのです。そしてその証拠として共立メンテナンスは裁判所に「守口学童保育連絡協議会の2020年度活動方針」なる文書を証拠として提出しています。その文書には確かに「株式会社共立メンテナンスが守口の学童保育から撤退することを第一の活動方針とする。」と書かれています。
     しかし、7月11日に開かれた第40回定期総会で採択された2020年度活動方針には共立メンテナンスのことなど一言も書かれていません。(下の図参照)


     共立メンテナンスが裁判所に提出した「証拠」は出所のはっきりしない怪文書みたいなものです。守口学童保育連絡協議会に照会すれば同会の正式文書でないことは明らかになっていたにもかかわらず、裏付けも取らずに裁判所に証拠として提出し、それを根拠にして雇止めした指導員を貶める行為は二重にも三重にも間違っています。守口学童保育連絡協議会の名誉を傷つけ裁判所をも冒涜する行為は決して許されることではありません。13名の雇止めを正当化するために「証拠書類」まで捏造するのが一部上場企業のすることでしょうか。企業の法令順守の精神はどうなっているのでしょう。

     学童保育連絡協議会は、会の目的に賛同した個人や、学童保育保護者、指導員などが自主的参加しているもので、子どもの権利条約および児童福祉

    法の理念に基づき、学童期の子どもの生活と発達を保障し、保護者の就労および生活を支えていくため、学童保育の発展をめざしている団体です。
     共立メンテナンスに雇用されている指導員が、自らの意思で任意団体に加入していることをもって雇止めの理由にすることはできません。
     例えば、兵器産業に勤務する労働者が「戦争反対・平和を守れ」という目的を持った団体に参加しているだけでは解雇できないということです。労働者は会社に労働力を提供して賃金を受け取っているもので、心身ともに会社に「忠誠」を尽くす必要はないのです。憲法で保障されている思想信条の自由は、日本国民すべてに及ぶからです。
     共立メンテナンスが、雇用されている指導員が学童保育連絡協議会に加入していることを理由に雇止めをしたというのであれば、それこそ憲法に違反していることになります。どれだけブラック企業なのかと疑わざるを得ません。

    感染拡大の「第3波」到来を直視し、「検査・保護・追跡」の抜本的強化を     

    [2020.12.1] -[新守口]

     日本共産党の志位和夫委員長が政府に提言を発表

     全国各地で新型コロナウイルスの感染者が急増し、新規陽性者数が1000人を超える日がたびたびあるなど、春の「第1波」7~8月の「第2波」に続く「第3波」の感染拡大が起こっている。
     現在、わが国がすでに感染拡大の「第3波」に見舞われているという現実を直視し、感染の爆発的拡大を抑止するために、以下の諸点での緊急の対応を強く求める。
    1、「大規模・地域集中的検査」「社会的検査」を、政府の大方針にすえ、推進を
     医療機関、介護・福祉施設、保育園・幼稚園、学校、学童クラブなど、クラスターが発生すれば多大な影響が出る施設等に、定期的な「社会的検査」を行い、感染拡大を事前に防いでいくことが求められる。
     「大規模・地域集中的なPCR検査」「病院・介護施設等への社会的検査」を政府の大方針にすえ、責任をもって強力に推進すべきである。
     行政検査を増やすと自治体の持ち出しとなるという検査の地方負担問題を、“全額国庫負担による検査”の仕組みをつくることなどで速やかに解消する必要がある。自治体が「お金がないから検査できない」という事態を速やかになくし、“現場任せ”でなく、政府が自ら先頭に立って「面の検査」「社会的検査」を推進することを強く求める。
    2、感染追跡を専門に行うトレーサーを確保し、保健所の体制を抜本的に強化する
     現在の急激な感染拡大に対応し、陽性者を着実に把握・保護していくためには、感染追跡を専門に行うトレーサーが不可欠である。この間、欧米で感染の再拡大が起こっている要因の一つに、陽性者の追跡が十分にできていないことが指摘されていることを考えても、トレーサーの確保は急務である。
     ところが、保健所を応援する人材として確保されている数は、全国で600人に満たない。国の責任で緊急に人員の養成・確保を図ることを強く求める。
     「検査・保護・追跡」を一体に推進してこそ、感染拡大が抑止できることを、強調しなければならない。
    3、「医療崩壊」を絶対に起こさないために、医療機関の減収補てん、宿泊療養施設の確保を
     菅首相は「医療機関の支援のため、3兆円の予算を投入した」というが、実際に医療現場に届いたのは計上された予算の1割程度でしかない。政府が決めた支援をすぐに現場に届けることが必要である。
     「減収補てんはしない」という姿勢をあらため、地域医療を支えるすべての病院・診療所に減収補てんを行い、医療体制を全力で守ることを強く求める。
     感染防護具や医療用器材を国の責任で現場に届けること、自治体が必要な宿泊療養施設を確保できるよう予算の緊急的な追加を行うことも、必要である。

    新守口No.2482 2020.11.15 馬場菊水線の自転車専用レーンが突然方向転換

    [2020.11.29] -[インフォメーション新守口]

    馬場菊水線の自転車専用レーンが突然方向転換
     自動車の車線も4車線のまま!市民に説明がないままの変更

     平成31年2月定例会で西端市長は市政運営方針において「国道163号と内環状線を結ぶ、都市計画道路馬場菊水線は、歩行者や自転車の十分な通行空間を確保し、交通事故のない安全な道路環境の実現を図るため、平成32年度の完成を目指して、2車線化に向けた整備工事を実施してまいります。」と、述べました。
     また、総務建設委員会でも、「今回整備させていただく予定の自転車通行帯の幅員としましては1.5メートルございます。」と、答弁し、自転車専用レーンを幅1.5メートルで設置するとしていました。
     さらに、市民に広く公開されている「平成31年度新規事業実施計画書には馬場菊水線(全長1.8㎞)について、現在の4車線から2車線に変更し、既存歩道を1m拡幅、車道に自転車通行区間を整備すると明記しています。そして、平成31年度は約3億9千4百万円、総額7億6千9百万円の事業費を見込むとしています。
     そして、この事業は、土居公園の整備事業にも深くかかわっています。
     平成31年1月24日付で「都市再生整備計画」を国土交通省に提出していますが、これは旧守口保健所買収のための補助金の申請のための書類です。守口市都市核周辺地区整備方針で基幹事業として「都市計画道路馬場菊水線自転車走行空間整備事業」と位置付けています。その中で「市最大の土居商店街へのアクセスについては自転車を利用するケースが多くみられますが、歩行者、自転車の接触事故(歩行者事故25件、自転車75件『29年度』)が後を絶たず、活性化には安全に通行できる自転車走行空間の整備が必要となってきます。都市計画道路馬場菊水線の自転車走行空間を整備し、道路幅が狭く視距の悪い周辺道路から自転車を誘導すれば土居商店街まで安全にたどり着くことができ、市唯一の地区公園である大枝公園との連携が強化され、商店街の活性化に大きく寄与します」とまで述べています。つまり、土居商店街の活性化には馬場菊水線(大枝公園北側の道路)の自転車専用レーンの設置が不可欠であるというのです。そして、29年現在の100件の自転車・歩行者の事故を平成33年(令和3年)には75件に減らすとしています。

     ところが、今年の9月になって突然、馬場菊水線の自転車専用レーンの設置を取りやめ「当面の間、暫定4車線として整備する」と、方向転換したのです。その理由について「2022年秋にオープン予定の大規模商業施設(門真市松生町右の図)の影響により、大幅な交通量の増加(休日1.5倍、平日1.25倍)が見込まれる」からとしています。


     自転車専用レーンを設置するために守口市は、平成28年度に「都市計画道路馬場菊水線調査等業務委託」に1360万円もかけていたのです。その調査報告書では3案が提示されましたが、いずれも車道は2車線とし、自転車専用レーンを設置するとされていました。
     自転車が安全に走行するためには専用レーンが必要です。すでに馬場菊水線の整備は一部が完了していますが、1面の写真のように、車道の端に「矢羽根」を描いただけの自転車レーンでは、府道などと同じように自動車が通るたびに恐怖を感じるようになっています。
     国にも補助金申請で自転車専用レーンの設置を明示し、市長が市政運営方針で車道は2車線化すると示し、議会の委員会では自転車専用レーンの幅員は1.5mと説明していながら、いとも簡単に変更されてしまいました。
     議会の議決の重みはないのでしょうか。そして何より、市民への説明責任はどうなっているのでしょうか。

    学問の自由を守れ!首相の任命拒否問題 戦前の苦い教訓から生まれた憲法21条

    [2020.11.29] -[インフォメーション新守口]

     日本学術会議から推薦された新会員6人を菅首相が任命拒否したことは、学術会議法に反し、憲法で保障された「学問の自由」を脅かす重大問題。任命拒否を撤回すべきです。
     学術会議会員の任命拒否は、なぜ国民全体の問題なのか、憲法になぜ「学問の自由」(第23条)が独立した条項として明記されたのか。

    明記した国は少ない 軍国主義の反省から

     戦前の軍国主義の歴史への反省からです。多くの国では「学問の自由」は「思想・表現の自由」の中に含まれると解釈されていますが、日本国憲法には「表現の自由」(第21条)の上に「学問の自由」が独立して明記されています。そういう国は少数です。

    侵略戦争拡大 相次いだ弾圧事件

     戦前、政府が学問と思想の自由に介入・弾圧し、科学者が戦争に動員されました。京都帝大の滝川幸辰教授の刑法学説が「国体に反する」として免官された「滝川事件」(1933年)、東京帝大の美濃部達吉教授が公職を追われた「天皇機関説事件」(1935年)はその代表的例です。
     翌36年には軍部のクーデター「二・二六事件」が発生、以後軍部の力が
    一層大きくなり、国民生活の隅々まで統制され、政府は侵略戦争拡大に突き進みました。「学問の自由」への攻撃はその契機になりました。

    志位委員長の質問に首相答弁不能

     学術会議会員の任命を拒否した問題で志位氏は、菅首相が学術会議の推薦名簿について「偏っている」「民間・若手が少ない」「多様性が大事」などとしながら50代前半の研究者や女性の任命を拒否したことを厳しく批判。首相は答弁できませんでした。

    大阪市廃止再び否決 市民の良識が政令市大阪を守る!

    [2020.11.29] -[新守口新着情報]

     大阪市を廃止して特別区を設置することについての住民投票が11月1日投開票で行われました。

     これは2015年に同じように住民投票で否決されたものを、その後の府知事・大阪市長のいわゆるダブル選挙で維新の候補者が当選したことを受け「民意を得た」と、再び住民投票を行ったことによるものです。
     2015年当時と違って今回は自民党の府議団の一部と、公明党が賛成に回るという中で行われました。朝日テレビとjX者の合同世論調査によると、9月19日・20日の第1回目の調査では、賛成49.1%、反対35.3%、未定・不明15.6%と、賛成が圧倒的でした。そのため大阪市廃止賛成派は余裕で勝利できるものと思っていたようです。ところが、第2回目、第3回目と回を追うごとに反対が急増してきました。
    そして、10月30日・31日の投票日直前の第7回目調査では、賛成45%、反対46.6%と、反対が賛成を上回りました。
     確定得票は、反対が69万2千9百96票、賛成が67万5千8百29票と、1万7千票余の僅差で反対が上回りました。その結果、再び大阪市を廃止して特別区を設置することは否決されました。
     今回も前回に続いて賛成反対が拮抗していましたが、前回は1万票余の差でしたが今回はその差が7千票ほど広がりました。
     維新の会の1丁目1番地の政策である「都構想」が否決されたことを受け、同党代表代行の吉村知事は「都構想は僕が挑戦することはありません」「都構想は間違っていたのだろう」と、述べました。大阪市民を2つに分断した住民投票を行ったことに対するその責任を痛感するべきです。

    大阪市を廃止し特別区を設置することについての住民投票の結果
             
      賛成 反対 合計
    北区 今回 38,207 29,689 67,896
    前回 36,019 25,001 61,020
    都島区 今回 29,758 26,805 56,563
    前回 30,135 26,671 56,806
    福島区 今回 22,017 19,007 41,024
    前回 21,586 17,267 38,853
    此花区 今回 15,741 17,866 33,607
    前回 17,597 18,872 36,469
    中央区 今回 24,766 23,814 48,580
    前回 24,336 20,657 44,993
    西区 今回 26,824 23,026 49,850
    前回 26,094 19,160 45,254
    港区 今回 18,491 24,527 43,018
    前回 21,410 23,351 44,761
    大正区 今回 15,911 18,278 34,189
    前回 16,646 21,211 37,857
    天王寺区 今回 20,042 21,853 41,895
    前回 18,327 20,815 39,142
    浪速区 今回 13,294 12,435 25,729
    前回 13,563 12,189 25,752
    西淀川区 今回 22,971 25,511 48,482
    前回 23,670 28,337 52,007
    淀川区 今回 47,415 38,688 86,103
    前回 48,566 38,903 87,469
    東淀川区 今回 40,862 40,375 81,237
    前回 43,388 41,340 84,728
    東成区 今回 20,771 21,102 41,873
    前回 20,689 20,667 41,356
    生野区 今回 24,142 26,085 50,227
    前回 25,396 29,190 54,586
    旭区 今回 23,123 25,894 49,017
    前回 23,145 28,048 51,193
    城東区 今回 46,976 46,121 93,097
    前回 46,728 45,784 92,512
    鶴見区 今回 29,842 28,555 58,397
    前回 29,859 29,752 59,611
    阿倍野区 今回 28,578 34,814 63,392
    前回 30,434 32,446 62,880
    住之江区 今回 31,150 32,838 63,988
    前回 33,184 36,880 70,064
    住吉区 今回 36,242 44,287 80,529
    前回 38,623 45,950 84,573
    東住吉区 今回 32,404 36,098 68,502
    前回 34,079 37,322 71,401
    平野区 今回 43,930 52,307 96,237
    前回 46,072 56,959 103,031
    西成区 今回 22,372 23,021 45,393
    前回 25,298 28,813 54,111
    合計 今回 675,829 692,996 1,368,825
    前回 694,844 705,585 1,400,429
             
    今回とは2020年11月1日執行の住民投票
    前回とは2015年5月17日執行の住民投票

    新守口No.2480 2020.11.1 日本共産党杉本議員が市道の改修を求める

    [2020.11.29] -[インフォメーション新守口議会報告]

    日本共産党杉本議員が市道の改修を求める
    道路は守口市の顔ともいうべき存在・大幅予算増で改修を

     守口市議会定例会最終日の9月30日、日本共産党の杉本えつ子議員が一般質問を行いました。
      今回は、道路改修についての質問と答弁の概要をお知らせします。

    次に道路の回収についてお伺いします。

     道路法では第42条で「道路管理者は、道路を常時良好な状態に保つように維持し、修繕し、もつて一般交通に支障を及ぼさないように努めなければならない」としています。
     また、同施行令35条の3では「道路の損傷、腐食その他の劣化その他の異状があることを把握したときは、道路の効率的な維持及び修繕が図られるよう、必要な措置を講ずること。」とされています。
     いずれも道路管理者である市長に守口市道については良好な状態を維持するために修繕することを義務づけているのです。

     さて守口市の道路は総延長、約20万5千メートルあります。
     道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律による国費率のかさ上げ措置について、今後も引き続き計画的に道路の整備・機能強化に取り組んでいく観点から、平成30年度以降10年間継続されることとなりました。
     そこで、守口市は、大阪府と連携して「道路の整備に関するプログラム」を策定し①まちづくりと地域の安全・安心を支えるみちづくり②通学路等の生活空間における安全・安心の確保③道路施設の適確な老朽化・地震対策としてそれぞれ個所付けを行い予算、期限などを設定し事業を進めています。
     しかし、守口市の道路の現状は「道路の整備に関するプログラム」の実施だけではとても追いつかないほど劣化しているのが現状です。前に私道の整備について質問したとき「私道は個人の財産であり、本来所有者が適切に管理すべきものである」と答弁されました。であるのなら、市道は管理者である市長が適切に管理すべきものです。傷んで劣化した市道をいつまで放置しておくのか、市長の管理責任が問われています。

    路面性状調査の結果と道路改修について

     平成29年度に1200万円かけて路面性状調査を行いました。その結果はどうだったのでしょうか。守口市はコンクリートや煉瓦造りの道路はなく、アスファルト舗装がほとんどですが、路面性能評価4.0以下は修繕が必要であり、3.0以下では早急に修繕が必要であるとされています。4.0以下の道路改修の計画をお示し下さい。

     あまりにも危険な道路については市民からの通報により、市が緊急性の高いと判断した者は優先的に改修を行っているようですが、その部分だけにとどまっている傾向があり、ひどいところでは、まるでパッチワークのようになっているところがあります。また、「スクールゾーン」とか「止まれ」とか前方に横断歩道ありの標識であるひし形マークなど道路に書かれている文字や標識が消えているところもあります。
     部分だけの改修ではなく、より広い範囲での改修を行うべきだと考えますがいかがでしょうか。

     道路のアスファルト舗装の耐用年数は10年と言われていますが、あくまでも設計時の目安で、実際はそれ以上持つとされています。
     しかし、単なる修繕ではない計画的な道路改修は必要です。
     守口市の道路維持改良工事は、平成30年度には2003メートル、令和元年度に馬場・菊水線の工事1800メートルを入れて3850メートルと、遅々として進んでいません。抜本的に道路維持改修の予算を増額し、幹線道路だけでなく、生活道路についても道路改修のスピードを上げるべきであるがどうでしょうか。
     11年間連続黒字で令和元年度決算では19億5千万円の黒字であると内外に誇らしげに示しています。
     しかし、街の顔である道路がこの有様ではあまりにも情けない者です。以前は守口市から他市に入ったところで道路の状態が悪くなるので市境を超えたことがわかると言われていましたが、今は全く逆の有様で市の境がわかると言われています。
     黒字というのなら是非、市道改修の予算を大幅に増額し、スピード感を持って取り組んでください。

    答弁
     道路改修のご質問に一括してお答えいたします。
     まず、平成29年度に実施した路面性状調査では、早急に修繕が必要な維持管理指数MCI(メンテナンス・コントロール・インデックス)3.0以下の路線が全体の0.37%、修繕が必要な4.0以下の路線が全体の12.8%でした。この結果を基に、幹線道路においては、5か年の補修計画を策定し、順次計画に基づき改修を行っています。
     また、生活道路の改修につきましては、路面性状調査の結果や日常のパトロール、さらに市民からの通報等を受け、現況を確認の上で、コスト面や施工性を勘案しつつ、順次、必要な補修を行っています。今後とも、市民のみなさんが安心して快適に通行できるよう、努めてまいります。

    守口市学童保育13人の雇止め事件 社会的道義にもとる共立メンテ、またしても府労委を無断欠席

    [2020.11.29] -[新守口新着情報]

     守口市が学童保育(児童クラブ・入会児童室)の運営を共立メンテナンスに委託してから1年半が過ぎました。共立メンテナンスという会社の社会的同義に反する数々の問題点が次々に発覚しています。
     最大の問題点は、学童保育という子どもの放課後居場所づくり、子どもの成長を保障するために必要不可欠の指導員(放課後児童支援員)を1年間の雇用で雇止めしたことです。
     守口市との雇用契約が続いていた指導員が共立メンテに雇用される際に細川支店長が「共立メンテナンスにおいては有期雇用契約の更新が行われることが大半であり、よほどのことがないと更新拒絶はない」と、守口市の時と同じように契約は1年間であるが、更新して継続雇用することを述べていました。ところが、その約束を破り、今年の3月末で13人ものベテラン指導員を雇止めにしたのです。
     共立メンテは昨年も学童指導員労組からの団体交渉を拒否し、大阪府労委から団体交渉を応諾せよとの命令を受けていました。(現在中労委で争われています。)
     今年は、雇止めされた13人の指導員が「雇止めは不当労働行為である」として、府労委に訴えています。
     10月22日は、府労委の守口学童雇い止め事件の第2回調査日でした。しかし、共立メンテナンスは、第一回期日に引き続き今回も欠席しました。しかも今回は、「欠席します」の連絡もありませんでした。府労委での期日の日程は、組合、共立メンテ双方の代理人が話し合って調整して決めます。当然22日も双方の合意によるものでした。それを全くの無断欠席したのです。
     まともな会社がすることとはいえません。このような会社に委託した守口市の責任も重大です。

    新守口No.2479 2020.10.25 PCR検査実施拡充などのコロナ対策について提言

    [2020.11.29] -[インフォメーション新守口議会報告]

    日本共産党杉本議員がPCR検査実施拡充などのコロナ対策について提言
       市独自のPCR検査センターの開設などを求める

     

    守口市議会定例会最終日の9月30日、日本共産党の杉本えつ子議員が一般質問を行いました。

    今回と次回に分けて質問と答弁の概要をお知らせします。

     新型コロナ感染拡大の今後の予測は、まだまだ見通しがたてません。守口市では、26日に3人感染者が判明し、市内の感染者は124人と報告されました。守口市として3蜜防止の呼びかけや、感染者数の公表をされていますが、市民の「もし感染したらどうしたらいいのか」という不安は増すばかりです。
     新型コロナウイルス対策として守口市はどのような対策を考えているのかを4点うかがわせせていただきます。
    まず一つ目の質問です。
    感染拡大が増えると保健所への電話はつながりにくくなります。保健所が守口市に所在していても守口市と門真市を管轄しています。守口市でも感染拡大の勢いは春より増えています。今後の見通しをもって、守口市独自で医師会と連携して、コロナ感染相談窓口を開設して保健所や医療機関への橋渡しができる体制をつくる必要があると思いますがいかがですか。

    答弁
     新型コロナウイルス感染症の相談窓口につきましては、感染症対策について法律上、権限を有する大阪府が電話窓口「新型コロナ受診相談センター」をすでに設置しており、本市においても市民からのお問い合わせの際には、その都度職員が府の相談センターを丁寧にご案内していますので、市が重ねて相談窓口を設けることは考えておりません。

     二つ目は、この間軽症と発表される方が多くいますが、その場合はどこでどんな療養・隔離をされているのでしょうか。最近は軽症や無症状の方が自宅待機されてていて家庭内感染が起きているという事例も多く報告されています。病院への入院にいたらない場合は、守口市内のホテルと連携して市内で隔離できる体制が必要と考えますが、どうお考えですか。

    答弁
     宿泊療養施設の確保につきましても、医療行為の必要性を含め大阪府が罹患者の状態を把握の上、権限に基づき適切に処遇する役割を担っており、その観点から民間のホテルと協定を締結し、一定の部屋数を確保しています。医療提供体制を調整する権限を有しない本市として独自に罹患者を隔離する体制を確保することは考えておりません。

     そして三つ目の質問です。PCR検査は、新型コロナウイルスを発見するのに有効な検査で、無症状でも陽性すなわちウイルスを持っていると判明された方が待機して、他の人と接触されないことで感染の拡大を防げるのです。だから、症状があって陽性と判定された人の濃厚接触者だけでなく、感染者が出た施設や地域全体で広くPCR検査をして、感染を抑え込んでいるニューヨークにならって自治体でPCR検査を進めるところも増えています。東京の多摩市では、市と医師会によるPCR検査センターの設置だけでなく、市内で10に近い診療機関で唾液による検査を導入し、多くの市民のニーズに応えられる態勢を整えています。また、飲食業関連の方や介護事業所などリスクの高い方へのPCR検査が可能な態勢を市単独で作っている自治体もあります。
     他にも保健所をもたない自治体で、閉校された学校などを利用して、ドライブスルーやウオークスルーのPCR検査センターをつくっているとこ

    ろもあります。ぜひ、守口市でも医師会と連携して市独自のPCR検査センターを開設して、医師が必要と認めた方や、リスクの高い職場で働いておられる方が無料で検査を受けられる体制を検討してください。
     また万が一、市内で市立小・中学校や市内保育所、介護施設などで感染者が発生した場合、保健所から濃厚接触者と判定された方以外の方も、市独自で無料で検査できる仕組みが必要と思われます。施設の中の部分的検査では、本当に安心してその施設を利用していいのか不安をかかえたまま過ごすことになります。厚生労働省は、7月9日の参院内閣委員会で、我が党の田村智子議員の質問に対して「濃厚接触」にあてはまらなくても、感染が疑われる無症状者に自治体の判断で行政検査を行える旨を答弁しています。行政検査は保険適用の検査ですので、検査の費用についての補助も必要です。感染者の発生した施設の従事者も利用者も無料で検査できる体制が必要です。守口市はどのような対応策を考えていますか。
     最後の質問は、特に、毎日感染と向き合い緊迫している医療に従事されている方や、『3蜜を避け、ソーシャルディスタンスをとる』と言われても、直接利用者さんに接するのが仕事の介護や保育そして、密にならざるを得ない教室で子どもたちと向き合っている小中学校教諭といった職業では、ひとたび職員が感染すれば、その施設を利用している患者・高齢者・障がい者・乳幼児・学童・生徒にまで広がるクラスターの恐れのあるところです。従事者の方々が少しでも不安を抱かずに職務に専念できるよう、定期的なPCR検査の実施も必要です。

     守口市として、検査を必要とする人が定期的に何回でも無料で検査を受けられる体制づくりについてのお考えをお聞かせください。

    答弁
    PCR検査の体制につきましては、現在、保健所の疫学調査により濃厚接触者として特定された方や、濃厚接触者以外の関係者でも医師によりPCR検査が必要と判断された方については、公費負担や健康保険の自己負担部分への助成制度を用いつつ府保健所がその権限と責任において検査体制を確保しております。施設で集団感染いわゆるクラスターが発生した場合の扱いも同様です。従いまして、保健所の要請や医師の判断に基づかない、任意の検査希望者を対象とするPCR検査センターを市が独自に開設し、その検査費用を無償化することは、現在のところ考えておりません。

    今年度の地方交付税額が決定     昨年度より2千万円の減

    [2020.11.29] -[新守口新着情報議会報告]

     

    令和2年度 市町村別普通交付税決定額
        単位 千円
    市町村 普通交付税
    R2 (参考)R元当初算定
    守口市 6,665,847 6,685,556
    枚方市 12,163,990 11,978,290
    寝屋川市 13,100,826 12,908,147
    大東市 4,833,451 4,854,119
    門真市 6,224,092 6,645,826
    四條畷市 3,795,266 3,655,704
    交野市 3,377,615 3,339,190

     令和2年度の普通交付税の算定結果が7月31日に公表されています。総務省の発表によれば、66憶6千5百84万7千円です。昨年度の当初予算での算定額は、66億8千5百55万6千円でしたから、約2千万円の減となっています。
     守口市は当初予算では、68憶4千万円と見積もっていました。予算との比較では1億4千7百万円の減となります。
     地方交付税(普通交付税)はこの間、前年度を上回って増え続けていましたが、今年度は久しぶりに前年度を下回りました。
     北河内7市では、守口市のほかに大東市が約2千万円の減、門真市が約4億2千2百万円の減となっています。
     需要額も収入額も毎年増え続けていますが、今年度は、収入額が需要額以上に伸びたために、地方交付税が、その分減額となっています。
     地方交付税の減額にともなって、臨時財政対策債の限度額も減額になります。守口市の当初予算では18億6千8百万円としていましたが、総務省が示した限度額は17億6千6百万円と1億円余の減少となっています。

      令和2年 令和元年 平成30年
    基準財政需要額 25,158,496 24,348,752 23,984,096
    基準財政収入額 18,479,796 17,641,752 17,341,758
    調整額 12,853 21,444 0
    普通交付税 6,665,847 6,685,556 6,642,338

    新守口No.2478 2020.10.18 「百条委員会」調査報告書が賛成多数で採決 市民の批判に耐えうるのか!

    [2020.11.29] -[インフォメーション新守口議会報告]

    「百条委員会」調査報告書が賛成多数で採決
       市民の批判に耐えうるのか!後世の歴史の検証に耐えうるのか!

     9月30日守口市議会最終日に行われた、「百条委員会」の調査報告書に対する日本共産党の杉本議員の反対討論の後半部分をお知らせします。

    不当要求対応マニュアルに副市長などが違反?

     権限を逸脱した自宅待機命令をしたとされることについては、「市職員や副市長の心情としては、被申立人や西田府議による要求を受け入れなければ事態の収拾がつかないと考えていたものと考えるのが自然である」と、市の判断に過度に介入した被申立人及び西田府議の要求を受け入れたと、とらえられる文章の構成になっていいます。
     あくまで、推測の域を出ないものですが、本当に市職員や副市長がそのように考えていたとすれば、平成31年2月に発表された「不当行為要求対応マニュアル」の中の「早く問題の解決を図ろうとしてその場逃れの安易な妥協はしない」という対応の心得を説いたものに自ら違反したことを認めることになります。
     本当に職員や副市長は要求を受け入れなければ事態の収拾がつかないと考えていたのかどうか、ここは、慎重な言い回しが必要になっていると指摘しなければなりません。
     同じように、「西田府議の言動によれば自宅待機を要求した背景には…(中略)…自ら招いた事態を収さめるために人事課職員の自宅待機を求めることは身勝手極まりない不合理なものといえる」と、被申立人でもない西田府議について、しかも、推測の域を出ないことを述べるには疑問があります。
     また、市が判断すべき職員の出席に関し過度に介入した西田府議及び被申立人とひとくくりにされていますが、助川総務部長は「自宅待機命令につきましては西田府議が職員の特定、あと日時までについてやっておられますんで、自宅待機については西田府議がやっていると考えております。」と、明確に西田府議と被申立人とは区別し、西田府議が自宅待機命令を出したと証言しています。
     
     報告案は「両名が本来市が判断すべき市職員の出席について過度に介入したもの」と述べていますが、この両名はだれとだれを指すのか明示していません。
     もし、この両名が西田府議と維新市議団を指すとすれば、助川総務部長は虚偽の証言をしたことになります。

    ことさら悪印象を与えるための文章構成は排除すべき

     
    次に、再三にわたる謝罪要求を行ったとされることについてです。

     副市長を「謝罪させるために午後10時に呼び出した」と述べていますが、保健所での話し合い時に既に副市長に謝罪を求めており、午後10時に敢えて呼び出したのではなく、副市長が帰宅していたために午後10時になったという経過は正確に描くべきです。
     ことさら悪印象をつけるためにするような文言は排除されなければなりません。

     また、ここでも「市職員や副市長はこれを受けて謝罪しなければ事態の収拾がつかないと考え謝罪した」と、述べていますが、先に述べたように「不当要求対応マニュアル」に反した行為を行ったことになります。
    他の職員に範(はん)たる副市長や幹部職員、ましてやマニュアルを徹底する責任のある総務部長らがそのように考えたというのは非常に違和感を感じます。

    最後に総括についてです。

    議会は、地方公共団体の意思を決定する機能及び執行機関を監視する機能を担うものとして、同じく住民から直接選挙された長(執行機関)と相互にけん制し合うことにより、地方自治の適正な運営を期することとされています。議会は、憲法第93条第1項の「議事機関」として置かれ、議員はその一員であり、当然、行政の執行についても調査し、誤りを正すことがその責務です。

    記憶違い・思込みが原因、
    確認していれば大きな問題に発展しなかった

     今回の一連の行為は、被申立人及び人事課長並びに危機管理室長が、記憶違いや、思い込みのもとで行われたことにより拡大されたものです。
     早い段階で保健所からどのような要請、もしくは指示があったのかを、市職員が検証しておれば連日にわたる事情聴取も、部長や副市長をも巻き込んだ大きな問題に発展しなかったものです。
     さらに、維新市議が調査委員会が審査している最中にSNSで、委員の質問の論評をしたりして挑発とも取れることを行っていたことは違法ではないがあまりにも大人げないものであることも指摘しておかなければなりません。
     今後、市職員、被申立人ら双方が、事実に基づいて真摯に対応し、意思の疎通を図ることを強く求めるものです。

    以上の観点から、「辞職を勧告することが妥当である」との結論にはくみしません。
    守口市議会で初めての「百条委員会」として、本当にこの報告書で市民の批判に耐えうるのでしょうか。後世の歴史の検証に耐えうるのでしょうか。気分感情を抜きにした、公平で公正な調査報告書といえるのでしょうか。70数年の守口市議会の歴史の中でこの報告書はどのような評価を受けるのでしょうか。
     今、私はそのような畏(おそ)れの中で反対討論を行っています。
     市民から選出された議員に、議員として失格の宣言をするには、あまりにもその理由が薄弱であると思います。被申立人一人一人は一連の行為への関与は強弱があり、本調査報告書は一人一人に対して丁寧で綿密な検証を行っておらず、一括りにしての結論は、あまりにも乱暴で粗雑です。辞職勧告は断じて行うべきではありません。

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